タイトル

科目名[英文名] 医薬科学基礎ローテーション実習(創薬科学コース)Ⅵ[Basic Medical and Pharmaceutical Sciences Rotation Practice(Course in Pharmaceutical Sciences)Ⅵ] 
担当教員[ローマ字表記] 金田 勝幸[KANEDA, Katsuyuki], 出山 諭司[DEYAMA, Satoshi], 西谷 直也[NISHITANI, Naoya] 
科目ナンバー PHAS3D  科目ナンバリングとは
時間割番号 72014  科目区分 ----- 
講義形態 実習  開講学域等 医薬保健学域 
適正人数 -----  開講学期 Q4 
曜日・時限 集中  単位数 1単位 
授業形態 対面のみ  60単位上限 対象外 
対象学生 ----- 
キーワード 「対面授業型」、実験動物,薬物投与,行動観察,臓器  
講義室情報 (対面のみ) 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
まるごとの動物に対する薬の作用を確かめることは薬学研究の基本操作であり,薬学部生にとって実験動物を直接に触れ,解剖し臓器を摘出するといった作業は不可避の重要な経験である。また薬の作用を定性的に評価し観察記録すること,定量的に測定し解析すること等の実験を通し,薬物の生体に及ぼす作用の本質を考え,生命倫理の涵養と薬理学的思考を身につける機会とする。

 
学修目標(到達目標)
実験動物に直接触れることが出来るのは本実習のみなので,薬物投与方法の練習を通じて,必ず一度は動物に触れるとともに,薬理作用出現の不思議さを体感することを目標とする。さらに,実験動物の解剖実習を通じて,生命に対する畏敬の念の涵養と,ヒト各臓器の構造と機能との相同性と相違性を理解することを期待したい。本科目は自己研鑽・参加型の学習により学習目標を達成できる。



 
授業概要
1回:実験動物の取扱い
実験動物の種類と特徴,飼育方法,接し方の基礎を学ぶ。マウスの徒手保定方法を熟練するまで練習し,また薬物を適用するための経口投与,腹腔内注射,皮下注射の方法を修得する。
2回:生体動物に対する薬理作用
中枢神経系に作用する薬物(抑制薬・興奮薬・抗精神病薬)をマウスに適用したときに発現する症状を観察・記録し,それらの薬理作用を理解し,その作用点・作用機序を考察する。
3回:摘出臓器・組織に対する薬理作用
ラット摘出腸管(平滑筋)を用いて,マグヌス装置による反応記録法および作用機序解析を体験する。
4回:学習記憶の評価
高次中枢神経系に対する薬の開発はこれからの薬学の最も重要な課題のーつである。その薬効を定量評価するための基本的実験系である迷路学習について経験する。
5回:解剖学の実際
安楽死させたマウスを用いて,自らの手で開腹・開胸後それぞれの臓器について,肉眼により大まかに同定し,さらに摘出し,詳しく観察する。写真などからでは体得できない精巧な生体の成り立ちを理解する。実験動物の取り扱いにおける生命倫理の涵養に努める。
6回:口頭試問
薬理学的基礎知識の習得状況を判断する。

学習方略:講義、示説、体験学習、基礎実習、口頭試問
 
評価方法と割合
評価方法
標準評価方法
 
評価の割合
授業には、3分の2以上の出席を必要とする。
・(20)% 中間試験
・(40)% レポート
・(40)% 授業への積極性・貢献度
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
各実習の前に実習書の該当箇所を予習しておくこと(目安時間:1時間)。
 
予習に関する教材
オンデマンド教材以外の指示・課題
 
復習に関する指示
各実習内容についてレポートを作成し指定日までに提出すること(目安時間:3時間)
 
復習に関する教材
オンデマンド教材以外の指示・課題
 
教科書・参考書
教科書・参考書補足
教科書:開講時に実習書を配布する。
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
メール:deyama@p.kanazawa-u.ac.jp
 
履修条件
特になし
 
特記事項
特になし

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