タイトル

科目名[英文名] 医薬科学基礎ローテーション実習(創薬科学コース)Ⅰ[Basic Medical and Pharmaceutical Sciences Rotation Practice(Course in Pharmaceutical Sciences)Ⅰ] 
担当教員[ローマ字表記] 福吉 修一[FUKUYOSHI, Shuichi], 小川 数馬[OGAWA, Kazuma], 淵上 剛志[FUCHIGAMI, Takeshi], 宗兼 将之[MUNEKANE, Masayuki] 
科目ナンバー PHAS3D  科目ナンバリングとは
時間割番号 72009  科目区分 ----- 
講義形態 実習  開講学域等 医薬保健学域 
適正人数 -----  開講学期 Q2 
曜日・時限 集中  単位数 1.5単位 
授業形態 対面のみ  60単位上限 対象外 
対象学生 ----- 
キーワード 容量分析、中和滴定、分離分析、吸光度分析、反応速度、吸着、平衡過程と平衡定数、RIの取り扱い  
講義室情報 (対面のみ) 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
分析化学実習では,化学実験に使用される器具・機器の扱いに習熟し、日本薬局方に収載されている分析法について理解を深めるため、各種分析法(容量分析・分離分析・吸光度分析)について習得する。化学現象・生命現象を解明するために必要な測定法とデータの解析法について学習する。種々の測定を行い,データを解析することによって,物理化学における法則や重要概念を学ぶ。

 
学修目標(到達目標)
次項に示される学生の自己研鑽・参加型の学習により学習目標を達成する。実験を通して代表的な分子分光学や化学反応の解析法を理解説明できる。

 
授業概要
〇容量分析
 1.0.05 mol/Lヨウ素液、0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム液を調製、標定後、ビタミンC剤中のアスコルビン酸を定量する(酸化還元滴定)。
 2.0.1 mol/L酢酸を0.1 mol/L水酸化ナトリウム液で電位差滴定(pH滴定)し、滴定終点を求める(中和滴定)。
〇分離分析
 3.HPLCの分離機構、装置、使用法について学習する。与えられたクロマトグラムより検量線を作成し、未知検体を定量する。
〇吸光度分析
 4.鉄(Ⅱ)イオンと1,10-フェナントロリンとの反応により生成するキレートの吸光度を測定、検量線を作成し、試料水中の溶存鉄を定量する。
 5.種々のpHでのメチルレッドの吸光度の測定結果から、pKaを求める。
〇活性化エネルギー
 6.エステルの加水分解の反応速度を種々の温度で測定する。アレニウスプロットから活性化エネルギーを求める。
〇吸着
 7.酢酸の活性炭への吸着を例にして,分子の吸着現象を学ぶ。濃度との関係から飽和吸着量を産出し、活性炭表面積を計算する。
〇放射能測定
 8.Mo-99/Tc-99mジェネレータからTc-99mを溶出し、Tc-99mの放射能を経時的に測定することにより、放射平衡、半減期、測定原理などを学ぶ
 
評価方法と割合
評価方法
原則としてすべての実習に出席しなければならない。やむをえない理由がある場合は担当教員に申し出ること。実習への積極性・貢献度、レポートにより評価する。
 
評価の割合
レポート 70 %、実習への積極性・貢献度 30%
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
前日までに実習書の該当する章を読んで、実習の目的や実験操作の意味を理解してから実習に参加すること(2時間)。
 
予習に関する教材
オンデマンド教材以外の指示・課題
 
復習に関する指示
与えられた課題について、調べ、まとめること(2時間)。
 
復習に関する教材
オンデマンド教材以外の指示・課題
 
教科書・参考書
教科書・参考書補足
テキスト:プリント 
参考書:第18改正 日本薬局方解説書
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
小川数馬 (電 話:234-4460 メール:kogawa@p.kanazawa-u.ac.jp)
淵上剛志 (電 話:234-4459 メール:t-fuchi@p.kanazawa-u.ac.jp)
福吉修一 (電 話:234-4483 メール:fukuyosi@p.kanazawa-u.ac.jp)
宗兼将之 (電 話:234-4461 メール:munekane@p.kanazawa-u.ac.jp)
 
履修条件
特になし
 
特記事項
特になし

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