授業の主題
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病原微生物の一つであるウイルスの性質、増殖機構、宿主との相互作用、さらにウイルスが引き起こす疾患とその予防・治療についての基礎知識。
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学修目標（到達目標）
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授業の目標
ウイルスは固有の遺伝子を持ち，タンパク質で包まれた微小な感染性粒子である。ウイルスはヒトに多くの病気を引き起こす。本講義・実習では、ウイルスの性質、増殖機構を理解し、ウイルス感染症の発症病理，診断法、治療法、そして感染予防対策について理解する。
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授業概要
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授業の概要
ウイルス感染症の講義は総論、各論、特別講義に区別して行う。総論では，ウイルスの本質、その増殖機構、宿主との相互作用、感染論を理解し、各論で個々のウイルスの属性とその疾患について習得する。また、特別講義でウイルス感染症に関係するトピックスに触れる。
ウイルス学総論
1. 歴史と現状
2. 構造と各部の機能、分類
3. 細胞レベルでの感染（ウイルスの増殖：吸着、侵入、複製、成熟と放出）
4. 個体レベルでの感染
5. 感染免疫（中和反応、細胞性免疫、インターフェロン）
6. 実験室内診断
7. ウイルス感染症の治療・予防（抗ウイルス療法、ワクチン）
8. ウイルス発癌・免疫
ウイルス学各論
9. ヘルペスウイルス、ポックスウイルス
10. アデノウイルス、パポーバウイルス、ヘパドナウイルス
11. ピコルナウイルス，フラビウイルス、コロナ・レオウイルス・トガウイルス
12. オルソミクソウイルス
13. パラミクソウイルス
14. ラブド・アレナ・ブニア・フィロウイルス
15. レトロウイルス
16/17. 演習：ウイルス感染症例についての発表
特別講義
・エンテロウイルスの病原性
・新興再興感染症
・HIV/AIDS研究のトピックス
実習
各種ウイルス感染細胞の変化の観察、血清学的診断法［ヒト免疫不全ウイルス１型(HIV-1)に対する抗体検査法］、HIV-1の分子系統解析をグループに別れて行い、講議内容の理解を深める。
講義はパワーポイントを用いて行い、毎回の講義内容のプリントを配布する。
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評価方法と割合
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評価方法
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標準評価方法/Standard rating method 講義：定期試験＋ウイルス感染症例に関するプレゼンテーション（1/3以上の欠席の場合は定期試験受験資格を失う。）また、再試は一回のみ行う。
実習：レポート＋出席
講義、実習はそれぞれ60点以上の成績を収めて合格する必要がある。
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評価の割合
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授業には、３分の２以上の出席を必要とする。/Attendance to at least two-thirds of classes is required. 学期末試験/Final exam 90 レポート/Report 5 演習の発表点/Presentation point at seminar 5 記述箇所 授業には３分の２以上の出席を必要とする。
講義：定期試験の成績を重視する。
実習：出席は単位取得に必須である。
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授業時間外の学修に関する指示
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予習に関する指示
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予め配布資料に目を通しておいて下さい。
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予習に関する教材
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オンデマンド教材（授業内容の一部）
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復習に関する指示
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講義で学んだ内容を教科書で確認ください。
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復習に関する教材
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オンデマンド教材以外の指示・課題
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教科書・参考書
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教科書・参考書補足
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教科書・参考書
1. 高田賢蔵編、医科ウイルス学（改訂第３版）南江堂 2009
2. Principles of Virology Vol. I &II, 5th Edition 2020
Jane Flint, Vincent Racaniello, Anna M. Skalka, ASM Press
3. Principles and Practice of Infectious Diseases, 9th edition 2019
Mandell, Douglas, and Bennett’s, Elsevier
4. Fields-VIROLOGY Vol. I &II, 7th Edition 2021
David M. Knipe, Peter M. Howley, Lippincott Williams & Wilkins
Web Sites
国立感染症研究所 National Institute of Infectious Diseases
http://www.nih.go.jp/niid/index.html
WHO（世界保健機構） http://www.who.int/en/
CDC（米国疾病コントロールセンター）http://www.cdc.gov/
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オフィスアワー等（学生からの質問への対応方法等）
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講議終了後、もしくは電話またはメールで確認後、研究室までお越しください。メールでの質問も受け付けます。
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履修条件
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その他履修上の注意事項や学習上の助言
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講議への出席、質問を積極的にすること
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