タイトル

科目名[英文名] アカデミックスキル[Academic Skils] 
担当教員[ローマ字表記] 河﨑 洋志[KAWASAKI, Hiroshi], 石井 宏史[ISHII, Hiroshi], 渡会 浩志[WATARAI, Hiroshi], 華山 力成[HANAYAMA, Rikinari], 三枝 理博[MIEDA, Michihiro], 原田 憲一[HARADA, Kenichi] 
科目ナンバー MEDB2106A  科目ナンバリングとは
時間割番号 11006  科目区分 ----- 
講義形態 講義  開講学域等 医薬保健学域 
適正人数 -----  開講学期 Q3 
曜日・時限 集中  単位数 1単位 
授業形態 対面のみ  60単位上限 対象外 
対象学生 ----- 
キーワード ----- 
講義室情報 (対面のみ) 
開放科目 ----- 
備考 開講学期,開講時限等は時間割表等で確認すること。 

授業の主題
21世紀は生命科学の世紀であり,医学はその最も重要な部分を占める。したがって,これから医学を学ぶために必要な生命科学の基礎知識,および基本的な考え方を,主として,細胞と生体分子という観点から学習し,論理的思考力を養う。言い換えれば「初めて学ぶ分子生物学」と言ったところである。

また本科目は、学術リテラシー教育にかかわる基礎的な科目の一つである。学術リテラシー教育では、以下の能力や知識を養成する。
・自律的・主体的な学修姿勢、研究活動に必要な学修デザイン能力
・文献やデータを調査・理解する能力、文献やデータの評価・分析能力
・論理的思考力、 課題発見力
・自己表現能力を含む知的コミュニケーション能力
・研究倫理に関する知識及び学修成果や研究内容の発信方法に関する知識
 
学修目標(到達目標)
入学者に対し,大学で学ぶ上でかかすことのできない主体的・自主的学習への動機づけを行い,専門教育を含む大学教育全般に対する能動的学習に導くことを目標とする。さらに,学生と教員及び学生相互のディスカッションを通して,大学生としての自己表現能力,学習デザイン能力,及び論理的な思考方法を育成する。
(医学類ディプロマポリシーA)
 
授業概要
本授業では,以下の4点に関して講義・演習・議論を行う。
(1) 各研究分野の教員と学生との交流を重視したゼミナールを行い、日常本授業では,以下の4点に関して講義・演習・議論を行う。
(1) 各研究分野の教員と学生との交流を重視したゼミナールを行い、日常生活で生じる種々の問題について議論する。
(2) 基礎生命科学:本講義では,化学,物理は学んだが,生物学はほとんど学んでいない学生を対象として,これから医学を学ぶために必要な生命科学の基礎知識,および基本的考え方を修得し,よって医学にたいする論理的な思考力の向上を養う。
生命科学の基礎知識は,今後一生に渡る医学の勉強に必須である。初学者として,系統的な確かな基礎学力を得るため,指定した教科書を中心に授業を進める。この本をしっかりマスターすることを具体的な第一目標とする。第二に,主体的自主的な学習態度を身につけることは,今後一生に渡って要求される最も重要な課題の一つである。これら二つを目標として本授業はセミナー形式で行うことにする。ただし,学生数や時間的制約から本来のセミナー様式で行うことは可能でない。そのために本授業では,各自が教科書にそって与えられた課題を講義するとともに,興味を持った関連する課題について発表することにする。その中で,学生相互や教員とのディスカッションを通して,自己表現能力,および論理的な思考力を向上させる,また文章力向上のため,発表後各自の課題をレポートとして提出する。

各回の講義概要は以下の通り。
1.膜の構造と機能2:電気的パルス信号の発生機序を学ぶ。
2.細胞内小器官と細胞内輸送:細胞内小器官の性質および細胞内での物質輸送の仕組みを学ぶ。
3.細胞内の情報伝達の仕組み1:細胞内の情報伝達について、受容体型チロシンキナーゼなどを学ぶ。
4.細胞内の情報伝達の仕組み2:細胞内の情報伝達について、Gタンパク共益受容体シグナルなどを学ぶ。
5.細胞骨格:アクチン、微小管、中間径フィラメントなどについて学ぶ。
6.細胞死とその異常:アポトーシスやネクローシスなどについて学ぶ。
7.発表・討論:学んだや調べたことを発表し、討論を行う。
8.前半:講義、まとめ、後半:試験:
 
評価方法と割合
評価方法
その他 成績は合格・不可で判定する。
本試験は1回行い、追再試験は行わない。
 
評価の割合
授業には、3分の2以上の出席を必要とする。
学期末試験 100%
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
講義の範囲に該当するテキストを読んでおくこと
 
予習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の一部)
 
復習に関する指示
教科書などで理解できなかった点を調べて、理解できるようにしておくこと。
 
復習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の一部)
 
教科書・参考書
教科書
教科書 書名 ISBN
9784524261994
著者名
Bruce Alberts [ほか] 著 ; 青山聖子 [ほか] 訳
出版社
南江堂
出版年
2016
 
参考書
参考書 書名 ISBN
9784315520620
著者名
Bruce Alberts [ほか] 著 ; 青山聖子 [ほか] 翻訳
出版社
ニュートンプレス
出版年
2017
 
教科書・参考書補足
教科書として「Essential細胞生物学」第4版 出版社:南江堂(定価8,640)を指定する。
参考書はこの本の親本「細胞の分子生物学」第6版 出版社:ニュートンプレス
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
各教員ごとに授業開始時に指示する。教員への質問は積極的に行うことを推奨する。
 
履修条件
講義の要約的なプリントの配付は行うが,教科書は密着して使用(ホームワーク,レポート等)するので購入を強く勧める。この教科書はコンパクトであるが分子生物学,細胞生物学の基本的な考え方,基礎知識を修得するには他に得難い名著であり,学部,大学院を通して有用であろう。教科書,参考書とも医学部図書館に数部用意してあるので利用すること。
 
特記事項
特になし

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