タイトル

科目名[英文名] 環境・材料機器分析A[Instrumental Analysis for Environment and Materials A] 
担当教員[ローマ字表記] 長谷川 浩[HASEGAWA, Hiroshi], 眞塩 麻彩実[MASHIO, Asami] 
科目ナンバー CHEM3461A  科目ナンバリングとは
時間割番号 47348  科目区分 ----- 
講義形態 -----  開講学域等 理工学域 
適正人数 特になし。  開講学期 Q3 
曜日・時限 金2  単位数 1単位 
授業形態 対面と遠隔の併用(対面≧遠隔)  60単位上限 対象外 
対象学生 ----- 
キーワード 分光分析法,原子スペクトル法,質量分析法,X線分光法,クロマトグラフ法, 対面授業型(一部オンデマンド型併用) 
講義室情報 自然科学本館(総合研究棟Ⅳ) 201講義室(対面と遠隔(オンデマンドと双方向)の併用) 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
応用化学分野における機器分析に関する講義を行う。

 
学修目標(到達目標)
機器分析はあらゆる化学において欠くことのできないものである。近年,分析機器の自動化により,試料を導入すれば容易に測定値が得られるようになったが,その結果を正しく評価するには機器に対する知識が必要である。本講義では,各種機器分析の基礎と理論を学ぶとともに,関連する分析化学の基礎について学習する。また,具体的な対象として環境分析を例に挙げて,機器分析の応用と実際について解説する。

 
授業概要
1回目 シラバスの説明
   内容:機器分析化学の内容,授業方法の説明
2回目 分子スペクトル法(1)
   内容:電磁波と物質の相互作用, 分子スペクトルの基礎,ランベルトベール則
3回目 分子スペクトル法(2)
   内容:吸光光度法,比色分析,その他の分子スペクトル法,検量線法,演習問題
4回目 原子スペクトル法(1)
   内容:原子スペクトルの基礎,吸光と発光,原子化のメカニズム
5回目 原子スペクトル法(2)
   内容:原子吸光分析(ホロカソードランプ,光電子増倍管),炎光分析,GF-AAS,ICP-AES
6回目 原子スペクトル法(3)
   内容:原子化、発光、吸光に影響する因子,検量線法と標準添加法
7回目 原子スペクトル法(4)
   内容:質量分析,ICP-MS,アナライザー(磁場型,二重収束型,四重極型,TOF),演習問題
8回目 原子スペクトル法(5)
   内容:分解能と感度,質量分析法の応用例
9回目 X線分光法(1)
   内容:X線と物質の相互作用, X線分光法の基礎
10回目 X線分光法(2)
   内容:蛍光X 線分析,EPMA,X線回折
11回目 クロマトグラフィー(1)
   内容:クロマトグラフィーの基礎(段理論,用語),液体クロマトグラフィーの仕組み
12回目 クロマトグラフィー(2)
   内容:HPLCの分離カラム(分配・吸着,イオン対,イオン交換,サイズ排除),演習問題
13回目 クロマトグラフィー(3)
   内容:HPLCの検出器,その他の液体クロマトグラフィー
14回目 クロマトグラフィー(4)
   内容:ガスクロマトグラフィーの仕組み,分離カラム(充填,キャピラリー),検出器の特徴
15回目 クロマトグラフィー(5)
   内容:ガスクロマトグラフィーの分離に影響する因子,誘導体化,昇温,演習問題
16回目 期末試験

受講にあたっては充分な自学自習を行うこと。


 
評価方法と割合
評価方法
学期末に行う期末試験を主に,小テスト2回を加味して総合的に評価する。
 
評価の割合
学期末試験/Final exam 80 レポート/Report 20 記述箇所 期末試験(80%)に,小テスト・レポート2回分(20%)を加え,60%以上を合格とする。
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
授業中に指示する。
 
予習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の一部)
 
復習に関する指示
授業中に指示する。
 
復習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の一部)
 
教科書・参考書
教科書
教科書 書名 ISBN
9784759818086
著者名
出版社
出版年
2017
 
教科書・参考書補足
基礎から学ぶ機器分析化学(化学同人)、及び、配布プリントに沿って講義する。追加の参考書として、入門機器分析化学(庄野・脇田編:三共出版)、分析化学(太田・酒井編:朝倉書店)。
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
質問は随時受け付けるので,研究室を訪問すること。
電子メールによる質問は,hhiroshiに@se.kanazawa-u.ac.jpをつけたアドレスまで。

 
履修条件
特になし。
 
適正人数
特になし。
 
その他履修上の注意事項や学習上の助言
受講にあたっては充分な自学自習を行うこと。本講義は演習問題を行うアクティブラーニング科目である。本講義の内容に学習意欲のある学生を望みます。

 
特記事項
カリキュラムの中の位置づけ
この科目を修得すれば、次の学習・教育目標の達成に寄与します。
「環境対応型研究、高度選択型研究、超分子創成型研究の3分野に対応した実験や講義を通して、高度に専門的な問題に対応するための応用化学的センスを身につけ、生涯学び続ける意欲を養います。(目標B4)」
 

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