授業の主題
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物質を構成する成分(原子,イオン,分子など)とその量を明らかにすることは化学の基本であり,分析化学はその方法(方法論)を探求する学問である。抽出,イオン交換などに基づく化学分離法では,水相と固相あるいは有機相間の物質の分配や吸着,及び各相内の酸塩基,錯形成などの化学平衡が組み合わされている。本講義では様々な化学分離法のしくみを理解し,実際の化学分析に適用できる応用力を身につけることを目指す。
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学修目標(到達目標)
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分析化学A,Bや分離分析化学Aで学んだ酸塩基,錯形成,酸化還元などの化学平衡に加えて,二相間分配・吸着の基本的な概念を理解し,不均一系の化学平衡の定量的な取り扱い方を講義と演習によって修得する。併せて,クロマトグラフィーや電気泳動などの機器分析的応用についても理解する。
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授業概要
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1. 溶媒抽出
2. 液液分配平衡1
3. 液液分配平衡2
4. 金属イオンの溶媒抽出
5. 抽出速度論・界面反応
6. クロマトグラフィー
7.電気泳動分析
8. 試験
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評価方法と割合
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評価の割合
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3分の2以上の出席を必要とする。
試験 60%
演習,レポート,小テスト 40%
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授業時間外の学修に関する指示
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予習に関する指示
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授業内容について十分な予習・復習が必要です。
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予習に関する教材
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オンデマンド教材(授業内容の全体)
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復習に関する指示
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授業内容について十分な予習・復習が必要です。
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復習に関する教材
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オンデマンド教材(授業内容の全体)
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教科書・参考書
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教科書
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9784759815924
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井村久則, 樋上照男編
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化学同人
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2015
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9784759818086
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井村久則, 樋上照男編
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化学同人
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2016
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教科書・参考書補足
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その他,講義中に適宜資料を配付する
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オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
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授業終了後またはメールで受け付ける。
nagatani@se.kanazawa-u.ac.jp
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履修条件
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その他履修上の注意事項や学習上の助言
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講義では、教員と学生による質疑応答や、小テストといったアクティブラーニングを行います。
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カリキュラムの中の位置づけ
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分析化学A,B,分離分析化学A,物質化学実験C
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