タイトル

科目名[英文名] 試料解析実験B[Treatment of Geological Materials B] 
担当教員[ローマ字表記] 佐川 拓也[SAGAWA, Takuya], 長谷川 卓[HASEGAWA, Takashi], ジェンキンズ ロバート[JENKINS, Robert G.], 水上 知行[MIZUKAMI, Tomoyuki], 森下 知晃[MORISHITA, Tomoaki] 
科目ナンバー GEOL3711C  科目ナンバリングとは
時間割番号 44035  科目区分 ----- 
講義形態 -----  開講学域等 理工学域 
適正人数 20人程度  開講学期 Q2 
曜日・時限 月3〜4  単位数 1単位 
授業形態 対面のみ  60単位上限 対象外 
対象学生 ----- 
キーワード 地質調査,野外調査,柱状図,ルートマップ,岩石薄片,岩石鑑定,偏光顕微鏡,岩石の成因  
講義室情報 (対面のみ) 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
2年次の地球学野外調査法を深化させ、露頭の位置情報を得る方法や野外での詳細な堆積岩や化石の産状の観察方法、記述方法を理解する。そして地層から時間軸を意識しながら環境や生物相変化を読み取る方法を学ぶ。
地球上に存在する岩石の多様性と分類方法を理解する。代表的な岩石試料を、偏光顕微鏡を用いて観察し、岩石の特徴の記述と成因の考察を行なう。
 
学修目標(到達目標)
自らの力で地質調査を完結させ,さらに調査後に地質図を作成し,地質調査報告書を作成できる能力を身に着ける.また,調査後に薄片作成や薄片観察を行ない,岩石記載と成因の考察をする能力を身につける.
 
授業概要
記載岩石学的解析

(1) 偏光顕微鏡観察:コノスコープによる結晶光学性
(2) 偏光顕微鏡観察:鉱物鑑定
(3) 偏光顕微鏡観察:火山岩の岩石組織
(4) 偏光顕微鏡観察:深成岩・超マフィック岩の岩石組織
(5) 作図演習:変成岩の解析方法-組成共生図とpetrogenetic grid-)
(6) 偏光顕微鏡観察:変成岩の岩石組織と生成条件
(7) 偏光顕微鏡観察:変形構造
(8) 地質試料の顕微分光分析
 
評価方法と割合
評価方法
出席とレポート
 
評価の割合
出席40%
レポート60%
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
岩石組織に関する写真集や教科書の解説を読んで、どのように観察するかを学んでおく。
 
予習に関する教材
オンデマンド教材以外の指示・課題
 
復習に関する指示
できるだけ多くの岩石組織を観察し、経験値を上げよう。
 
復習に関する教材
オンデマンド教材以外の指示・課題
 
教科書・参考書
参考書
参考書 書名
岩石学I、II、III
ISBN
著者名
都城秋穂 久城育夫
出版社
共立出版
出版年
1972
参考書 書名
岩石学概論(上)記載岩石学ー岩石学のための情報収集マニュアル―
ISBN
著者名
周藤賢治 小山内康人
出版社
共立出版
出版年
2002
参考書 書名
薄片でよくわかる岩石図鑑
ISBN
著者名
チームG
出版社
誠文堂新光社
出版年
2014
参考書 書名
Igneous Petrology
ISBN
著者名
Alexander R. McBirney
出版社
Jones and Bartlett Publishers
出版年
2007
参考書 書名
Petrogenesis of Metamorphic Rocks
ISBN
著者名
Kurt Bucher, Rodney Grapes
出版社
Springer
出版年
2011
 
教科書・参考書補足
(1) 鉱物鑑定表(授業で配布)
(2) 岩石学実験ABのノートとプリント
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
水上:1限もしくは昼休み。居室2B211にて。
 
履修条件
適正人数
20人程度
 
その他履修上の注意事項や学習上の助言
自ら学ぶ姿勢で臨み、教員やTAに質問するのが、技術習得への近道となる。
実習時間外にも偏光顕微鏡を利用して観察を行なうことができる。
 
特記事項
カリキュラムの中の位置づけ
試料解析実験AとBの両実習を通じて、地質を構成する対象(堆積物および岩石)を解析する総合的な能力が習得できる。試料解析実験Aの履修を強く薦める。
岩石学実験AおよびBで習得した技術と知識(都城・久城「岩石学I」参照)をベースとして実習を進める。
地球学野外実習AもしくはBを履修する学生は、試料解析実験AおよびBを履修すること。
 

ページの先頭へ