タイトル

科目名[英文名] 地球物質分析実験B[Geomaterial Experiments B] 
担当教員[ローマ字表記] 奥寺 浩樹[OKUDERA, Hiroki], 濵田 麻希[HAMADA, Maki], 臼井 洋一[USUI, Yoichi] 
科目ナンバー GEOL3705A  科目ナンバリングとは
時間割番号 44029  科目区分 ----- 
講義形態 -----  開講学域等 理工学域 
適正人数 最大受け入れ人数は当該年度の地球惑星科学コース定員に準ずる 教室に余裕がある場合には、担当教員の判断でその他の学生を受け入れることがある。   開講学期 Q2 
曜日・時限 火3〜4  単位数 1単位 
授業形態 対面のみ  60単位上限 対象外 
対象学生 ----- 
キーワード 対面授業形式 造岩鉱物, 人造鉱物, 機器分析法  
講義室情報 自然科学2号館(総合研究棟Ⅱ) 自然システム地球学実験室2(対面のみ) 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
鉱物の加熱変化や人工鉱物の合成実験を通じて固体の変質や地球物質の多様性を知る。さらに、粉末X線回折実験、蛍光X線分析実験、赤外分光分析実験及び走査型電子顕微鏡(SEM)観察法*を実習を通じて習得する。
*電子顕微鏡観察については、機器の利用予定などにより行わないことがある。

本実験科目はAとBで完結するものである。本実験科目は後半部分に相当する。
 
学修目標(到達目標)
鉱物の加熱による変化を、多様な分析機器を用いて解析する。
物質のミクロの構造を含めた基礎的な性質を理解する。
様々な分析機器の利用に習熟するとともに、その原理についても理解する。
 
授業概要
"A" と "B" に亘り、以下の項目について、2回の実験と8回の測定を行う。授業の中で、実験の発表会と討論を行う。

9: 実験その2 岩石試料からの鉱物分離と加熱実験
10: 実験その2 蛍光X線分析とデータ解析
11: 実験その2 粉末X線回折強度測定とデータ解析
12: 実験その2 熱重量分析とデータ解析
13: 実験その2 赤外分光分析とデータ解析
14: 実験その2 データ解析結果の検討、発表会の準備
15: 実験その2について発表会
16: 走査型電子顕微鏡(SEM)の使用法と観察*

*電子顕微鏡観察については、機器の利用予定などにより行わないことがある。

それぞれの分析についてその原理の理解、得られたデータからの情報の読み取り、異なった測定手法で得られたデータ間の整合性等考慮する諸点に掛かる時間は学生毎に様々であるが、素早い学生であればそれぞれ1時間程度の事後作業が伴うだろう。全体の発表の構成については TA, ALA との連携が準備されている。

尚、"A" の内容は以下の通り
1: ガイダンス
2: 実験その1 試薬からの人口鉱物の合成1
3: 実験その1 試薬からの人口鉱物の合成2
4: 実験その1 粉末X線回折強度測定とデータ解析
5: 実験その1 熱重量分析とデータ解析
6: 実験その1 赤外分光分析とデータ解析
7: 実験その1 データ解析結果の検討、発表会の準備
8: 実験その1について発表会
 
評価方法と割合
評価方法
レポートが科学技術報告書の体裁を取っていること。
 
評価の割合
レポート:100%
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
予習内容は各授業後に示す。
 
予習に関する教材
オンデマンド教材以外の指示・課題
 
復習に関する指示
解析やプレゼンテーションに使用するコンピューターソフトウエアの使用方法などは授業の内容として明記していないが、それらは復習として時間外に実施/学修すること。明記されていない事を理由にしてソフトウエアのインストールをしない/プレゼンテーション資料を作らない等の行為に及んだ者には単位を認定しない。
 
復習に関する教材
オンデマンド教材以外の指示・課題
 
教科書・参考書
教科書・参考書補足
教科書:機器分析(三訂版)裳華房、基礎化学選書7 ISBN-10: 478533133X
参考書:岩石学 I 共立全書 189 ISBN-10: 4320001893
参考書:岩石学 II 共立全書 205 ISBN-10: 4320002059
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
電話やメールで事前に連絡すること。メールでの質問も可。
担当教員連絡先
奥寺 浩樹(自然科学2号館2B317室、電話:264-6525、E-Mail:okudera@staff.kanazawa-u.ac.jp)
濵田 麻希(自然科学2号館2B318室、電話:264-6526、E-Mail:m.hamada@staff.kanazawa-u.ac.jp)
 
履修条件
自然システム学類地球学コース3年生以上(余裕がある場合は、その他の学生を受け入れることがあるが、3年以上に限る)

尚、履修は地球物質分析実験Aを受講した者に限る
 
適正人数
最大受け入れ人数は当該年度の地球惑星科学コース定員に準ずる
教室に余裕がある場合には、担当教員の判断でその他の学生を受け入れることがある。

 
その他履修上の注意事項や学習上の助言
他の学生の作業内容の単なる複写を報告として提出した場合には授業期間途中であってもその時点で不合格とする。
 
特記事項
カリキュラムの中の位置づけ
選択必修科目群の一つである。
地球物質分析実験Aの内容を踏まえて実施するので、同科目を履修した者だけが履修できる。
 
特記事項
配布される教材の多くが英語化される。受講者の希望があれば講義を英語で実施することがある。
 

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