タイトル

科目名[英文名] 岩石学A[Petrology A] 
担当教員[ローマ字表記] 海野 進 
科目ナンバー GEOL3105D  科目ナンバリングとは
時間割番号 44007  科目区分 ----- 
講義形態 -----  開講学域等 理工学域 
適正人数 -----  開講学期 Q1 
曜日・時限 木2  単位数 1単位 
授業形態 対面のみ  60単位上限 対象外 
対象学生 ----- 
キーワード 遠隔,マグマ,火成岩,変成岩,鉱物,結晶,造岩鉱物,熱力学,相平衡 
講義室情報 自然科学2号館(総合研究棟Ⅱ) 自然システム地球学実験室1(対面のみ) 
開放科目 ----- 
備考 EMI科目(英語で行われる授業科目) 

授業の主題
地球物質学概論と地球変動学概論で学習した鉱物と岩石の基礎的事項の理解の上に立って,地球をはじめとする固体惑星の主体をなす火成岩と変成岩の産状,組織・構造,化学組成と構成鉱物について解説する。また,それらの生成条件を解析するツールとして,熱力学の基礎と簡単な応用について学習する。
 
学修目標(到達目標)
1.火成岩及び変成岩についての一般的・系統的な知識を習得させる
2.火成岩及び変成岩の生成条件を理解するための基礎を習得させる
3.英語の学術用語を修得する(そのため授業は25 %以上,英語で行う)
 
授業概要
Ⅰ.火成岩
1.火成岩とその産状
2.火成岩の種類と分類
3.マグマの化学組成と分化作用
4.テクトニクスと火成作用
レポート(4~5回)
 
評価方法と割合
評価方法
標準評価方法/Standard rating method 講義の期間中に複数のレポートを課す。成績は,レポートの内容を総合して評価する。
 
評価の割合
授業には、3分の2以上の出席を必要とする。
レポートの提出をもって出席に代えるので,必ずレポートを提出すること。
'レポート: 100%
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
LMSの資料を参照。
 
予習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の全体)
 
復習に関する指示
LMSの資料を参照。
 
復習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の全体)
 
教科書・参考書
教科書・参考書補足
教科書は特に指定せず,適宜プリント等を配布する。いくつか参考書を上げておく。本講義で扱う記載岩石学的な内容については,1〜3で,また熱力学の基礎については5でカバーされている。1は岩石学全般の入門的な内容からなる。岩石学を専門で学ぼうとする人は2〜5にも目を通しておくことが望ましい。
1) 榎並正樹, 2013. 岩石学.共立出版
2) Le Maitre, R.W., ed., 2002. Igneous Rocks, A Classification And Glossary Of Terms: Recommendations Of The International Union Of Geological Sciences Subcommission On The Systematics Of Igneous Rocks. Cambridge University Press
3) 内田悦生,2012. 岩石・鉱物のための熱力学.共立出版
4) Anthony R. Philpotts and Jay J. Ague, 2009. Principles of Igneous and Metamorphic Petrology, Second Edition. Cambridge University Press
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
概して2B314にいるのが,あらかじめメールで確認すること。
sesumin@staff.kanazawa-u.ac.jp
076-264-6522
 
履修条件
その他履修上の注意事項や学習上の助言
レポートは必ず提出すること。授業内容に関係した部分について適宜参考書等を独習しておくことを勧める。授業時間中に不明の点について随時質問できるように予習・復習する姿勢を養うこと。
授業予定,配布プリント,レポートの通知などはホームページ上に最新の情報を掲載するので,逐次参照して確認すること。
http://earth.s.kanazawa-u.ac.jp/~umino/Umino_Main.html
 
特記事項
カリキュラムの中の位置づけ
地球を構成する基本的な物質である岩石と鉱物の基礎的な事項を2年次の地球変動学概論と地球物質学概論で学んだ。本講義では火成岩と変成岩のさらに詳しい分類と特徴について学び,それらの形成過程を解析するための基礎を習得する。地殻化学特論(3年次後期)ではそれらの基礎知識に基づいて岩石が生成されるメカニズムについて学ぶ。
 

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