タイトル

科目名[英文名] 地球学野外調査法B[Methods for Geological Field Work B] 
担当教員[ローマ字表記] 水上 知行[MIZUKAMI, Tomoyuki], 森下 知晃[MORISHITA, Tomoaki], 海野 進 
科目ナンバー GEOL2502D  科目ナンバリングとは
時間割番号 44002  科目区分 ----- 
講義形態 -----  開講学域等 理工学域 
適正人数 -----  開講学期 Q2 
曜日・時限 水1〜4  単位数 1単位 
授業形態 対面のみ  60単位上限 対象外 
対象学生 ----- 
キーワード 地質学,岩石学,構造地質学,フィールドワーク 対面授業型 
講義室情報 (対面のみ) 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
地球を理解する上での最も根本的な作業は野外調査である.本授業では地学の専門的野外調査方法を習得し,得られた地質情報を一定の規則に従って図面によって視覚化し,3次元的地球表装の姿を把握し,これを第三者に伝える手法の基礎を学ぶ.
 
学修目標(到達目標)
自らの力で地質調査を完結させ,さらに調査後に地質図を作成し,地質調査報告書を作成できる能力を身に着ける.また,岩石学分野では調査後に薄片作成や薄片鑑定を行い,その報告書を作成することができる能力を身につける.

 
授業概要
(1)地質情報の記載方法

 野外で観察した地質情報を地図上で精確に記録し、表記するための技術を身に付ける。実習内容は以下の通り。
   ・ルートマップの作成
   ・読図と調査地点の記載
   ・地質・岩石構造の方位測定とステレオプロット


(2)岩石の観察

岩石学実験ABにて学んだ、岩石と鉱物を同定する技術を天然の対象へ生かすために、野外に出て同様の訓練をする。多様な岩石種や構造の観察に主眼を置き、さらに、岩石の産状を記載し、読み取る方法を学ぶ。主な観察対象は以下のとおり。
   ・火山体の形態と内部構造
   ・火成岩の野外における産状とその岩石学的性質の関係
   ・変成岩の野外における産状と鉱物組み合わせの地域的変化






 
評価方法と割合
評価方法
レポート,授業への積極性

 
評価の割合
授業には、3分の2以上の出席を必要とする。

レポート/60%
授業への積極性/40%
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
野外巡検の資料を事前に配布する場合がある。
 
予習に関する教材
オンデマンド教材以外の指示・課題
 
復習に関する指示
野外実習の記憶を固めるために、当日の復習は重要である。データおよびサンプルの整理をする。観察事項を振り返り、フィールドノートの不足を補う。
 
復習に関する教材
オンデマンド教材以外の指示・課題
 
教科書・参考書
教科書・参考書補足
参考書 藤田和夫ほか:新版地質図の書き方と読み方(古今書院)
参考書 羽田忍 (著) 地質図の読み方・書き方(共立出版)
参考書 坂 幸恭 (著) 地質調査と地質図 (朝倉書店)
参考書 狩野謙一・村田明広(著) 構造地質学 (朝倉書店)
参考書 鈴木隆介(著) 建設技術者のための地形図読図入門 第4巻 火山・変動地形と応用読図 (古今書院)
参考書 日曜の地学6 北陸の自然をたずねて(築地書館)ほか 

 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
各教員研究室にて随時対応する.ただし,アカンサスポータルから教員にメールをすること.
 
履修条件
地球社会基盤学類地球惑星科学コースの必修授業であり、他コースの学生は原則として受け付けない。
 
その他履修上の注意事項や学習上の助言
野外調査用具(ハンマー,クリノメーター,ルーペ,野帳等)を地球学事務から野外調査前日に借り出すこと。(詳細はガイダンスにて説明する)

野外での実習では遠距離に移動するためバスなどを利用する.

 
特記事項
特になし

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