授業の主題
|
|
言語の形式的な記述と,そのように記述された言語の認識が本科目の主題である.これらはプログラミング言語やコンパイラの設計,テキスト処理といった言語処理技術の基礎である.本授業では特に,プログラミング言語のトークンの表現と認識を扱う.
|
|
|
学修目標(到達目標)
|
|
言語の数学的モデルである形式言語について,生成規則(文法)と認識機械(オートマトン)の二つの側面から学ぶ.特に,プログラミング言語のトークンを表現する能力を持つ正規表現と,それらを認識する能力を持つ有限オートマトンについて理解することを目指す.
|
|
|
|
|
授業概要
|
|
1. 準備(2回): 集合,写像,証明
2. 正規表現(2回): 文字列,言語,正規表現
3. 有限オートマトン(4回): 決定性有限オートマトン(DFA),非決定性有限オートマトン(NFA),正規表現のNFAへの変換,NFAのDFAへの変換,DFAの最小化,正規表現とDFAの等価性
4. 期末試験
|
|
|
評価方法と割合
|
評価方法
|
|
次項の項目及び割合で総合評価し、次のとおり判定する。
「S(達成度90%~100%)」、「A(同80%~90%未満)」、
「B(同70%~80%未満)」、「C(同60%~70%未満)」を合格とし、
「不可(同60%未満)」を不合格とする。(標準評価方法)
|
|
|
|
|
授業時間外の学修に関する指示
|
予習に関する指示
|
|
次回の講義内容について配布プリントを読んでくること.
|
|
予習に関する教材
|
オンデマンド教材(授業内容の全体)
|
|
|
復習に関する指示
|
|
講義のあった当日に再度配布プリント・ノートにて復習すること.
|
|
復習に関する教材
|
オンデマンド教材(授業内容の全体)
|
|
|
教科書・参考書
|
参考書
|
|
|
978-4-320-12207-9
|
Michael Sipser著 ; 阿部正幸 [ほか] 訳
|
共立出版
|
2008
|
|
|
4-7819-1026-2
|
J. ホップクロフト, R. モトワニ, J. ウルマン共著 ; 野崎昭弘 [ほか] 共訳
|
サイエンス社
|
2003
|
|
|
4-7819-1027-0
|
J. ホップクロフト, R. モトワニ, J. ウルマン共著 ; 野崎昭弘 [ほか] 共訳
|
サイエンス社
|
2003
|
|
|
|
|
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
|
|
電子メールで受け付ける.
|
|
|
履修条件
|
|
|
|
|
|
その他履修上の注意事項や学習上の助言
|
|
配布プリントは,教科書というよりはノートであり,必ずしもこれだけを読んで学べるようには書かれていない.授業内容と併せて初めて役に立つものであるので,この点を十分意識して授業に臨まれたい.
|
|
|
|
カリキュラムの中の位置づけ
|
|
本科目は「形式言語論とオートマトンB」「コンパイラ」の基礎である.
|
|
|
|
|