タイトル

科目名[英文名] 情報通信工学実験第3[Information and Communication Engineering Laboratory III] 
担当教員[ローマ字表記] 深山 正幸[MIYAMA, Masayuki], 南保 英孝[NAMBO, Hidetaka] 
科目ナンバー EC**3202C  科目ナンバリングとは
時間割番号 43042  科目区分 ----- 
講義形態 -----  開講学域等 理工学域 
適正人数 -----  開講学期 Q3,Q4 
曜日・時限 月3〜5  単位数 2単位 
授業形態 対面のみ  60単位上限 対象外 
対象学生 ----- 
キーワード 機械学習、IoT、センシングデータ、Raspberry Pi、Python、エッジコンピューティング、HDL、CPU、FPGA、画像認識、メディア処理、コミュニケーションシステム、BOT  
講義室情報 自然科学2号館(総合研究棟Ⅱ) 電子情報(情報)実験室1(対面のみ) 
開放科目 ----- 
備考 EMI科目(英語で行われる授業科目) 

授業の主題
講義で学んだ理論及び情報通信工学実験第1,第2で習得した実験手法,測定法,評価法,レポート作成法をもとにして,本実験ではさらに高度な応用システムに関する実験テーマに取り組むことによって,一層深く講義内容を理解し,実践的技術の体得及びシステム思考力の養成を図る。

 
学修目標(到達目標)
講義で学んだ理論及び情報通信工学実験第1,第2で習得した実験手法,測定法,評価法,レポート作成法をもとにして,本実験ではさらに高度な応用システムに関する実験テーマに取り組むことによって,一層深く講義内容を理解し,実践的技術の体得及びシステム思考力の養成を図る。

 
授業概要
1.機械学習によるIoTセンシングデータ活用
 本テーマでは以下の内容を扱う。
 1)Raspberry Pi を用いたセンシングデータ収集
 2)Python を用いた機械学習アルゴリズムの利用
 3)センシングデータからの学習
 4)センサと機械学習による機器制御

2.IoTエッジコンピューティングのためのハードウェアアクセラレーション
 すべてがインターネットで接続されているIoT社会では、リソースとエネルギーの全体的な最適化を考えたとき、クラウドとエッジの間で負荷を分散することが重要である。そして、エッジでは、要求される機能と性能を満たしながら、通信量を削減し、電力消費を抑制することが望まれる。このためにはエッジにおけるアプリケーションのハードウェアによる高速化が有効である。このテーマでは、ハードウェアをプログラムできるSoC(CPUが組み込まれたFPGA)を用いたIoTエッジにおけるアプリケーションの高速化について基礎から体系的に学習する。
 1)HDLを用いたタイマの設計
 2)HDLを用いたCPUの設計
 3)Pythonを用いたハードウェアのプログラミング
 4)ハードウェアによる画像認識の高速化 

3.量子コンピュータによる量子アルゴリズムと情報処理
 このテーマでは、IBMの量子コンピュータとPython環境であるQiskitを使います。主な実習内容は、以下のとおりです。
 1)量子力学の基礎
 2)量子回路と量子フーリエ変換
 3)量子アルゴリズム
 4)量子機械学習
 
評価方法と割合
評価方法
各テーマについて実験レポートを提出し,その内容に関して質疑応答を受けることにより,実験の理解度が評価される。また,レポート提出遅れや欠席遅刻などがある場合は,それに応じて評価が下がるので注意すること。
 
評価の割合
実験レポート及び質疑応答の内容を合わせて,各テーマ10点満点で採点され,レポート提出遅れや欠席遅刻などに対しては減点される。総合点が満点の50%以上で合格となる。ただし未提出(または未受理)のレポートが1通でもある場合は不合格となる。

 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
テキストを読み、実験の内容を理解しておくこと。
 
予習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の全体)
 
復習に関する指示
テキストを読み、内容の理解を確認しておくこと。
 
復習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の全体)
 
教科書・参考書
教科書・参考書補足
参考資料は実験テーマ毎に配布,またはウェブで提示する。

 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
実験に関する質問,要望などは各テーマ担当者及びTA(ティーチング・アシスタント)が受け付ける。実験時間中の質問は随時。実験時間外の質問は各テーマ担当者またはTAまで電子メールで。

 
履修条件
その他履修上の注意事項や学習上の助言
・その日の実験内容に関して,充分に予習をした上で実験に臨むこと。
・レポートをまとめるための準備として、その日の実験内容を復習し整理しておくこと。
・各テーマは4週間で実施し,それぞれの終了時にはレポートを提出し,それに基づいて質疑応答を行う。

 
特記事項
カリキュラムの中の位置づけ
情報通信工学実験第1および同第2に引き続き,さらに高度な応用システムの実験を行うことで,実際に情報システムを構成するハードウェア及びソフトウェアに関して,その設計,製作,評価手法を体得し,知識を深める。

 

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