タイトル

科目名[英文名] 情報通信工学実験第2[Information and Communication Engineering Laboratory II] 
担当教員[ローマ字表記] 今村 幸祐[IMAMURA, Kousuke], 江村 恵太[EMURA, Keita] 
科目ナンバー EC**3201C  科目ナンバリングとは
時間割番号 43041  科目区分 ----- 
講義形態 -----  開講学域等 理工学域 
適正人数 -----  開講学期 Q1,Q2 
曜日・時限 月3〜5  単位数 2単位 
授業形態 対面と遠隔の併用(対面≧遠隔)  60単位上限 対象外 
対象学生 ----- 
キーワード 信号処理, 画像処理, オブジェクト指向プログラミング言語, コンパイラ構成法, データ構造, 再帰的アルゴリズム, グラフ理論, 根付き有向非巡回グラフ, 項単一化 
講義室情報 自然科学2号館(総合研究棟Ⅱ) 計算機実習室(対面と遠隔(双方向)の併用) 
開放科目 ----- 
備考 EMI科目(英語で行われる授業科目) 

授業の主題
情報通信工学実験第2では,座学で学んだ専門知識を実験により確認する。さらに,今後の専門科目の修得に必要となる理論や技術を実習し習得する。また,レポートの書き方についても実践を通して習得する。
 
学修目標(到達目標)
情報通信工学実験第2では,計算機実験を通して,情報通信技術に関する理論と実装を習得する。さらに,レポートの書き方を習得する。
 
授業概要
第1週 実験ガイダンス
第2週から第13週は以下の3つの実験テーマを4週ずつ行う。
 1. プログラミング言語の設計と実装
  オブジェクト指向プログラミング言語Javaを利用し,その基本的な利用方法と,Javaの簡易版の処理系を実装することでプログラミング言語の設計と実装を学習する。
  1-1. オブジェクト指向プログラミング言語Javaの基本的な利用方法
  1-2. 言語処理系1: 式の解釈
  1-3. 言語処理系2: 制御文の解釈
  1-4. 言語処理系3: オブジェクト指向言語機構の実装
 2. ディジタル信号・画像処理:
  ディジタル信号処理と画像処理の基本について,数値計算ソフトウェアのMATLABを使い,実際に信号処理及び画像処理のプログラムを作成・実行することで学習する。
  2-1. MATLAB 入門
  2-2. ディジタル信号処理(離散時間信号と周波数フィルタ,サンプリング定理と復元)
  2-3. ディジタル画像処理(ヒストグラムに基づく画像変換,画像の空間フィルタと周波数フィルタ)」
  2-4. ニューラルネットワークと画像認識
 3. データ構造とアルゴリズム
  学生は,Cでの実装を通じて,根付きDAG同型性判定問題を決定するための基本的なデータ構造と再帰アルゴリズムを学ぶと共に,それらがコンパイラ最適化において重要な役割を果たすことを学びます。
  3-1. グラフ理論とグラフ表現の概要/レビュー、特に根付き有向非巡回グラフに焦点を当てる
  3-2. 根付き有向非巡回グラフの処理と操作のための基本的なデータ構造
  3-3. 根付き有向非巡回グラフ同型を決定するための基本的(再帰的)アルゴリズム
  3-4. コンパイラ最適化における項単一化への応用
第14週 最終質疑
第15週 全体の振り返り
 
評価方法と割合
評価方法
「S(総得点80%〜100%)」,「A(同70%〜80%未満)」,「B(同60%〜70%未満)」,「C(同50%〜60%未満)」を合格とし,「不可(同50%未満)」を不合格とする.
また,受理されていないレポートが1テーマでもあれば不合格である.
 
評価の割合
1テーマ10点満点で、欠席・遅刻、レポートの提出遅れに対して減点する。全テーマを合計した総合点で評価する。各テーマのレポートがすべて受理されなければ,総合点に関わらず不合格である。
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
実験内容について、事前に配付資料に目を通しておくこと。
 
予習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の全体)
 
復習に関する指示
実験について、配布資料で復習すること。
 
復習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の全体)
 
教科書・参考書
教科書・参考書補足
各テーマの指導書は担当教員から提供される。
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
実験に関する質問,要望などは各テーマ担当者及びTA(ティーチング・アシスタント)が受け付ける。
実験時間中の質問は随時。実験時間外の質問は各テーマ担当者までアカンサスポータルのメッセージ等で。
 
履修条件
その他履修上の注意事項や学習上の助言
・初回に説明会を行う。
・各テーマは4週間で実施し,終了後にレポートを提出する。その後、質疑応答を行う。
・説明は英語(または日本語併用)によって行われる場合がある。
 
特記事項
カリキュラムの中の位置づけ
多くの専門科目に関連する理論,技術を扱う.特に「Cプログラミング演習A」,「Cプログラミング演習B」,「信号処理A」,「信号処理B」,「画像情報処理A」,「画像情報処理B」,「コンパイラA」,「コンパイラB」,「オブジェクト指向プログラミングA」,「オブジェクト指向プログラミングB」,「アルゴリズムとデータ構造A」「アルゴリズムとデータ構造B」と関連が深い.
 

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