タイトル

科目名[英文名] 結晶化工学B[Crystallization Engineering B] 
担当教員[ローマ字表記] 内田 博久[UCHIDA, Hirohisa], 比江嶋 祐介[HIEJIMA, Yusuke] 
科目ナンバー CHEN3907A  科目ナンバリングとは
時間割番号 42182  科目区分 ----- 
講義形態 -----  開講学域等 理工学域 
適正人数 -----  開講学期 Q2 
曜日・時限 水2  単位数 1単位 
授業形態 対面と遠隔の併用(対面≧遠隔)  60単位上限 対象外 
対象学生 ----- 
キーワード 結晶化現象,結晶多形,結晶形態,結晶化技術,晶析装置 
講義室情報 自然科学本館(総合研究棟Ⅴ) 305講義室(対面と遠隔(オンデマンドと双方向)の併用) 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
晶析とは,固体(結晶)の析出現象(結晶化現象)を利用した工業操作(単位操作)である。晶析は,無機と有機化学工業,食品と医薬品工業,化粧品工業,電気電子などの多くの分野で用いられている。本授業では,晶析に必要な結晶化工学の中で,晶析の基礎,結晶化・結晶成長の原理とモデル化について学ぶ。
 
学修目標(到達目標)
1.晶析で重要となる結晶多形・純度・形態および結晶化現象のモデル化に関する基礎知識を習得する。
2.結晶工学理論の応用例として,回分冷却晶析と貧溶媒晶析の原理およびそれらの装置を学ぶ。

 
授業概要
第1回 ガイダンス,結晶化現象の解析と制御(結晶多形(1))
第2回 結晶化現象の解析と制御(結晶多形(2))
第3回 結晶化現象の解析と制御(結晶純度と結晶形状)
第4回 結晶化現象の解析と制御(結晶形状(1))
第5回 結晶化現象の解析と制御(結晶形状(2))
第6回 工業化のための基礎的知見(結晶収量と装置設計,スケールアップ)
第7回 結晶化の技術と原理および操作設計(回分冷却晶析,貧溶媒晶析,反応晶析)
第8回 晶析装置の種類と原理(溶液晶析装置,融液晶析装置)

 
評価方法と割合
評価方法
次項の項目及び割合で総合評価し、次のとおり判定する。
「S(達成度90%~100%)」、「A(同80%~90%未満)」、
「B(同70%~80%未満)」、「C(同60%~70%未満)」を合格とし、
「不可(同60%未満)」を不合格とする。(標準評価方法)
 
評価の割合
【対面授業の場合は,3分の2以上の出席を必要とする。ただし,遠隔(オンデマンド)授業の場合は,全ての授業動画の視聴と全てのレポート提出を必要とする。】
・100% レポート
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
講義を有意義な機会とするために,講義スケジュールに従って次回授業の予習を行うことを推奨する。
 
予習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の全体)
 
復習に関する指示
講義内容を講義直後に復習することで,講義内容の深い理解と定着が可能となる。基本的な概念を暗記・理解した後は,結晶化工学の考え方を習得することが重要である。教科書や参考書内の例題をよく理解し,さらに教科書や参考書内の演習問題を解くことにより,結晶化工学の基礎知識と考え方がより定着する。演習問題は,授業中に小テストとして解かせる場合やレポートとして課す場合もあるが,それ以外にも自ら解くことが重要である。演習問題を解答する際や講義で不明な点がある場合は,必要に応じて参考書を参照してほしい。
 
復習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の全体)
 
教科書・参考書
教科書
教科書 書名 ISBN
9784501630102
著者名
久保田徳昭編著 ; 平沢泉, 小針昌則著
出版社
東京電機大学出版局
出版年
2016
 
参考書
参考書 書名 ISBN
9780750648332
著者名
J. W. Mullin
出版社
Butterworth-Heinemann
出版年
2001
参考書 書名 ISBN
9780198504894
著者名
Roger J. Davey & John Garside
出版社
Oxford University Press
出版年
2000
参考書 書名 ISBN
9783527327621
著者名
edited by Wolfgang Beckmann
出版社
Wiley-VCH
出版年
2013
参考書 書名 ISBN
978-4907002800
著者名
滝山博志著
出版社
S&T出版
出版年
2020
参考書 書名 ISBN
9784501630102
著者名
Allan S. Myerson, Deniz Erdemir, Alfred Y. Lee
出版社
Cambridge University Press
出版年
2019
参考書 書名 ISBN
9784563042882
著者名
松岡正邦著
出版社
培風館
出版年
2002
参考書 書名 ISBN
9784563042608
著者名
中井資著
出版社
培風館
出版年
1986
参考書 書名 ISBN
9784563045555
著者名
化学工学会編
出版社
培風館
出版年
1999
参考書 書名 ISBN
9784781903514
著者名
黒田登志雄著
出版社
サイエンス社
出版年
1984
参考書 書名 ISBN
9784753656196
著者名
後藤芳彦著
出版社
内田老鶴圃
出版年
2003
参考書 書名 ISBN
9784785322137
著者名
齋藤幸夫著
出版社
裳華房
出版年
2002
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
金曜日の午後をオフィスアワーとするが,他の日時でも対応可能な場合があるため,事前にメールや電話などでアポイントをとっていただきたい。内田の居室は自然科学研究棟1号館4Fの1C417号室である。
内田居室電話: 076-234-4820(内線4820)
メールアドレス: uchida@se.kanazawa-u.ac.jp
 
履修条件
受講者は,Q1で開講される「結晶化工学A」の履修が必須である。
 
その他履修上の注意事項や学習上の助言
本授業に関する情報はWebClassおよびアカンサスメッセージにて伝達する。
疑問点がある場合は,可能な限り授業中に質問して解消につとめること。また,授業には関数電卓を持参すること。
正当な理由によりやむを得ず授業を欠席する場合は,必ず事前に連絡するすること。事後連絡の場合は,欠席の根拠となる証明書等を提示すること。
 
特記事項
カリキュラムの中の位置づけ
一般化学の基礎知識を修得していることを前提とし,授業を進める。また、熱力学や物理化学の基礎知識が要求される。
 

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