タイトル

科目名[英文名] 線形空間A[Linear Spaces A] 
担当教員[ローマ字表記] 永野 中行[NAGANO, Atsuhira] 
科目ナンバー MATH2101A  科目ナンバリングとは
時間割番号 26001.001  科目区分 ----- 
講義形態 -----  開講学域等 理工学域 
適正人数 -----  開講学期 Q1 
曜日・時限 月4〜5  単位数 2単位 
授業形態 対面のみ  60単位上限 対象外 
対象学生 ----- 
キーワード 線型空間, 固有空間 【注意】災害や社会情勢のために対面実施が難しくなった場合、開講形態や評価方法を変更する可能性があります。その場合は授業中のアナウンスやポータル上の連絡で適宜周知します。 
講義室情報 自然科学5号館B 大講義室(対面のみ) 
開放科目 ----- 
備考 EMI科目(英語で行われる授業科目) 

授業の主題
線型代数学とは1次式の取り扱いを学ぶ学問です。これはベクトル空間における線型写像を扱うことを学ぶのと同じです。線型写像はベクトルと行列により表示されます。ベクトルと行列を扱うのに必要な理論と技術を学ぶのがこの科目の目的です。同時に、線型代数学は抽象的な代数学への入門も与えています。
 
学修目標(到達目標)
第1の目標は、線型写像を扱うことができるようになること、特に線型写像の行列表示ができるようになることです。
第2の目標は、固有値・固有ベクトルを用いて対角化可能な行列を対角化することができるようになることです。
 
授業概要
(1) ベクトル空間と線型写像
(2) 部分ベクトル空間
(3) ベクトルの一次独立性
(4) ベクトル空間の基底
(5) 基底と表現行列
(6) 固有値と固有ベクトル1
(7) 固有値と固有ベクトル2
(8) 期末試験

出席者の理解・反応を見て、内容が変更されることはありえます。
アクティブ・ラーニングとして演習・宿題を複数回課します。
 
評価方法と割合
評価方法
「S(達成度90%~100%)」、「A(同80%~90%未満)」、
「B(同70%~80%未満)」、「C(同60%~70%未満)」を合格とし、
「不可(同60%未満)」を不合格。(標準評価方法)
 
評価の割合
学期末試験 75%
レポート,演習など 25%
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
受講生は毎週3 時間の予習復習の時間が必要です。
 
予習に関する教材
オンデマンド教材以外の指示・課題
 
復習に関する指示
受講生は毎週3 時間の予習復習の時間が必要です。
 
復習に関する教材
オンデマンド教材以外の指示・課題
 
教科書・参考書
参考書
参考書 書名
線型代数学
ISBN
著者名
佐武一郎
出版社
裳華房
出版年
参考書 書名
線型代数入門
ISBN
著者名
齋藤正彦
出版社
東大出版
出版年
参考書 書名
線形代数学 (紫)
ISBN
著者名
三宅敏恒
出版社
培風館
出版年
参考書 書名
線形代数学
ISBN
著者名
中村郁
出版社
数学書房
出版年
参考書 書名
Linear Algebra Done Right
ISBN
著者名
S. Axler
出版社
Springer
出版年
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
授業中にアナウンスします。
 
履修条件
1年生の線型代数をある程度理解していることを前提にしています。
 
その他履修上の注意事項や学習上の助言
以前他大学で行った講義では「線型代数は計算訓練と抽象論ばかりで何に使うのか分からない」という声もしばしば聞かれましたので、出席者の反応と時間の余裕を見ながら、線型代数の現場での使い方の紹介も試みるつもりです。
 
特記事項
カリキュラムの中の位置づけ
代数学の基礎になります。
 
特記事項
本科目はEMI 科目であるため、英語のみで書かれた資料が公開され、受講者は英語だけを用いて定理を学び、単位を履修することができます。
一方で、本科目は単なる計算というよりも込み入った論証が続くこと、ここで学ぶ内容が数学系研究室配属後に基礎として不断に用いられること、さらに教職に必要な科目でもあります。
よって、出席者の反応を見ながら日本語による説明を交えるなど、日本語母語者に配慮した現実的な対応をする予定です。
 

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