授業の主題
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化石は過去に生きていた生物の遺骸である.化石をうまく利用すれば,生命進化や古環境,古気候といった情報を抽出でき,過去の地球環境の変遷や地球と生命の相互作用を理解できる.過去の変動パターンの理解は,地球や生態系の未来予測にもつながる.
本授業では,野外での化石の産状観察方法や化石の採集方法,基本的な化石の同定方法について学ぶ.
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学修目標(到達目標)
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1. 化石を胚胎する地層および化石の産状を記載・考察し,遺骸の運搬プロセスと化石化過程の理解する.
2. 化石の採集方法,クリーニング方法を会得する.
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授業概要
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【対面式で実施します】
本授業はほぼ毎回授業時間前半部に講義を行い,後半に実際の化石試料を用いた実践を行う.
講義部分においては,実験の趣旨説明,大桑層の概説,地層の見方や化石の産状観察方法,サンプリング方法,動物分類の基礎および化石の記載・同定方法についての解説を行う.
野外においては,実際の露頭(地層が観察できる崖地や河床など)において,地層の観察方法やスケッチの描き方,地層の積み重なり(層序)の表現としての地質柱状図の作成方法を解説しつつ,履修者に実践してもらう.その後,化石や地層のサンプリングを実践する.
授業においてはグループワークやディスカッションなどのアクティブ・ラーニングを実践する.
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評価方法と割合
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評価方法
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発表,レポート,授業態度などを評価する.2/3以上の出席を要する.
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評価の割合
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レポート60%, 質問・授業態度40%
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ルーブリック
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【授業別ルーブリック】
評価項目 | 評価基準 |
達成率:90~100% | 達成率:80~89% | 達成率:70~79% | 達成率:60~69% | 達成率:0~59% |
野外での化石の観察・採集法 | 評価項目が完全に理解できている | 評価項目がほぼ理解できている | 評価項目が概ね理解できている | 評価項目があまり理解できていない | 評価項目がほとんど理解できていない |
室内での化石の剖出・同定法 | 評価項目が完全に理解できている | 評価項目がほぼ理解できている | 評価項目が概ね理解できている | 評価項目があまり理解できていない | 評価項目がほとんど理解できていない |
柱状図の作成法 | 評価項目が完全に理解できている | 評価項目がほぼ理解できている | 評価項目が概ね理解できている | 評価項目があまり理解できていない | 評価項目がほとんど理解できていない |
粒度分析法 | 評価項目が完全に理解できている | 評価項目がほぼ理解できている | 評価項目が概ね理解できている | 評価項目があまり理解できていない | 評価項目がほとんど理解できていない |
化石および堆積物に基づく古環境復元 | 評価項目が完全に理解できている | 評価項目がほぼ理解できている | 評価項目が概ね理解できている | 評価項目があまり理解できていない | 評価項目がほとんど理解できていない |
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授業時間外の学修に関する指示
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予習に関する指示
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参考書や配布資料,オンデマンド式講義動画などを見るなどすること.
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予習に関する教材
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オンデマンド教材(授業内容の一部)
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復習に関する指示
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毎回の授業内容を良く整理し、要点をまとめておくこと。
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復習に関する教材
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オンデマンド教材(授業内容の一部)
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教科書・参考書
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参考書
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978-4886221018
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D. M. ラウプ & S. M. スタンレー著 ; 花井哲郎[ほか]訳
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どうぶつ社
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1985
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4-254-16236-7
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間嶋隆一, 池谷仙之著
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朝倉書店
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1996
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978-4320046351
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化石研究会編
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共立出版
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2000
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オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
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随時受け付ける。教員が捕まらない場合はメールなどで日時調整をお願いしたい.
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履修条件
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特になし
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