タイトル

科目名[英文名] 古生物学実験A[Paleontological Experiments A] 
担当教員[ローマ字表記] 長谷川 卓[HASEGAWA, Takashi], ジェンキンズ ロバート[JENKINS, Robert G.], 佐川 拓也[SAGAWA, Takuya] 
科目ナンバー GEOL2601C  科目ナンバリングとは
時間割番号 24020  科目区分 ----- 
講義形態 -----  開講学域等 理工学域 
適正人数 -----  開講学期 Q3 
曜日・時限 水3〜4  単位数 1単位 
授業形態 対面のみ  60単位上限 対象外 
対象学生 ----- 
キーワード 貝化石,大桑層,クリーニング,堆積物,古生物  
講義室情報 自然科学2号館(総合研究棟Ⅱ) 自然システム地球学実験室2(対面のみ) 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
化石は過去に生きていた生物の遺骸である.化石をうまく利用すれば,生命進化や古環境,古気候といった情報を抽出でき,過去の地球環境の変遷や地球と生命の相互作用を理解できる.過去の変動パターンの理解は,地球や生態系の未来予測にもつながる.
本授業では,野外での化石の産状観察方法や化石の採集方法,基本的な化石の同定方法について学ぶ.
 
学修目標(到達目標)
1. 化石を胚胎する地層および化石の産状を記載・考察し,遺骸の運搬プロセスと化石化過程の理解する.
2. 化石の採集方法,クリーニング方法を会得する.
 
授業概要
【対面式で実施します】

本授業はほぼ毎回授業時間前半部に講義を行い,後半に実際の化石試料を用いた実践を行う.

講義部分においては,実験の趣旨説明,大桑層の概説,地層の見方や化石の産状観察方法,サンプリング方法,動物分類の基礎および化石の記載・同定方法についての解説を行う.

野外においては,実際の露頭(地層が観察できる崖地や河床など)において,地層の観察方法やスケッチの描き方,地層の積み重なり(層序)の表現としての地質柱状図の作成方法を解説しつつ,履修者に実践してもらう.その後,化石や地層のサンプリングを実践する.

授業においてはグループワークやディスカッションなどのアクティブ・ラーニングを実践する.
 
評価方法と割合
評価方法
発表,レポート,授業態度などを評価する.2/3以上の出席を要する.
 
評価の割合
レポート60%, 質問・授業態度40%
 
ルーブリック
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
達成率:90~100%達成率:80~89%達成率:70~79%達成率:60~69%達成率:0~59%
野外での化石の観察・採集法評価項目が完全に理解できている評価項目がほぼ理解できている評価項目が概ね理解できている評価項目があまり理解できていない評価項目がほとんど理解できていない
室内での化石の剖出・同定法評価項目が完全に理解できている評価項目がほぼ理解できている評価項目が概ね理解できている評価項目があまり理解できていない評価項目がほとんど理解できていない
柱状図の作成法評価項目が完全に理解できている評価項目がほぼ理解できている評価項目が概ね理解できている評価項目があまり理解できていない評価項目がほとんど理解できていない
粒度分析法評価項目が完全に理解できている評価項目がほぼ理解できている評価項目が概ね理解できている評価項目があまり理解できていない評価項目がほとんど理解できていない
化石および堆積物に基づく古環境復元評価項目が完全に理解できている評価項目がほぼ理解できている評価項目が概ね理解できている評価項目があまり理解できていない評価項目がほとんど理解できていない
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
参考書や配布資料,オンデマンド式講義動画などを見るなどすること.
 
予習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の一部)
 
復習に関する指示
毎回の授業内容を良く整理し、要点をまとめておくこと。
 
復習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の一部)
 
教科書・参考書
参考書
参考書 書名 ISBN
978-4886221018
著者名
D. M. ラウプ & S. M. スタンレー著 ; 花井哲郎[ほか]訳
出版社
どうぶつ社
出版年
1985
参考書 書名 ISBN
4-254-16236-7
著者名
間嶋隆一, 池谷仙之著
出版社
朝倉書店
出版年
1996
参考書 書名 ISBN
978-4320046351
著者名
化石研究会編
出版社
共立出版
出版年
2000
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
随時受け付ける。教員が捕まらない場合はメールなどで日時調整をお願いしたい.
 
履修条件
特になし
 
特記事項
特になし

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