タイトル

科目名[英文名] 論理学と数学の基礎(論理学から見る世界)[Fundamentals of Logic and Mathematics] 
担当教員[ローマ字表記] 黒川 英徳[KUROKAWA, Hidenori] 
科目ナンバー -----  科目ナンバリングとは
時間割番号 76E10a.101  科目区分 ----- 
講義形態 講義  開講学域等 共通教育 
適正人数 75人  開講学期 Q1 
曜日・時限 火3  単位数 1単位 
授業形態   60単位上限  
対象学生 全学生(共通教育科目に係る卒業要件未充足の2年以上優先) 
キーワード 命題論理,推論,演繹,帰納,妥当性,健全性,証明, 論理的真理(トートロジー),意味論,真理表,証明論,自然演繹, (本クラスは原則として対面授業である。ただし、授業時間外にオンライン教材を視聴することを要求する場合がある。) 
講義室情報 総合教育講義棟 C3講義室(対面と遠隔(オンデマンドと双方向)の併用) 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
論理的に正しいとはどのようなことだろうか? 我々は日々「論理的」とか「非論理的」とかいう言葉を比較的気楽に使うが,実際のところ,論理的に正しいというのがどのようなことかということを厳密に議論するのはそれほど簡単なことではない.論理学というのは結局のところ,その問題だけを探求する学問である.とはいえ,この極めて抽象的な学問は,その抽象性にもかかわらず,あるいはその抽象性のゆえに,現在では様々な学問に共通する基盤となる分野として学際的な観点から研究されている.この授業ではまず論理的に正しいというのはどのようなことかという基本的な問題を論じ,さらに論理的に正しい推論を行うための技術とはどのようなものかについて議論する.
 
学修目標(到達目標)
1)論理的に正しいとはどのようなことかを哲学的及び数学的観点から議論すること.
2)命題論理の初歩について最低限の内容を学生に理解してもらうこと.
 
授業概要
第1回 イントロダクション.論理学とは何か.演繹的推論と帰納的推論, 推論の妥当性と健全性
第2回 命題論理の言語. 形式言語,自然言語から形式言語への翻訳, 形成規則, 命題結合子, 命題論理の意味論. 真理表.
第3回 真理表による論理的概念の特徴づけ.
第4回 意味論から証明論へ. タブローの体系
第5回 自然演繹による証明論 I.
第6回 自然演繹による証明論 II.
第7回 問題演習
第8回 まとめとテスト

ミニッツ・ペーパーを毎回提出することを義務とする.

 
評価方法と割合
評価方法
学期末テスト,コメントの合計で評価を決める. 評価は標準評価法に従う.
 
評価の割合
学期末テスト86% コメント(ミニッツ・ペーパー)14%
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
テキストの当該箇所に目を通しておくこと.
 
予習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の一部)
 
復習に関する指示
このクラスでは復習が重要である.ここで主として念頭においている復習とは演習のことである.
宿題をこなすだけでなく,テキストに載っている他の練習問題もできるだけ自分で解いてみること.

 
復習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の一部)
 
教科書・参考書
参考書
参考書 書名
特になし
ISBN
著者名
出版社
出版年
 
教科書・参考書補足
オリジナルテキストをアップロードする.各自印刷またはダウンロードしておくこと.
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
随時メール等で質問を受け付ける.時間がかかる質問の場合,Emailなどでアポイントメントをとって欲しい.
 
履修条件
特になし.
 
その他履修上の注意事項や学習上の助言
前半は講義をする時間が長く,後半に行くに従ってクラス内演習の時間が長くなる.
また,自分で手を動かして計算したり,証明したりすることが求められるので注意.
講義を聞いているだけでは内容が身につかない(テストの問題も解けるようにならない).
 
特記事項
特になし

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