タイトル

科目名[英文名] 物理学Ⅱ(再履修者クラス)[Fundamental Physics 2] 
担当教員[ローマ字表記] 岡本 博之[OKAMOTO, Hiroyuki] 
科目ナンバー PHYS1002A  科目ナンバリングとは
時間割番号 75202.17  科目区分 ----- 
講義形態 実験  開講学域等 共通教育 
適正人数 -----  開講学期 Q3,Q4 
曜日・時限 水5  単位数 2単位 
授業形態 対面と遠隔の併用(対面≧遠隔)  60単位上限 対象外 
対象学生 保健学類(放射・検査専攻)(2023年度以前入学者) 
キーワード 対面講義(オンデマンド教材を併用),波動,電荷,電場,電流,磁場 
講義室情報 (対面と遠隔(オンデマンド)の併用) 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
高校までの物理は「公式」暗記を重視する傾向が強い。しかし本来物理学は論理的思考を重視する学問である。この授業では将来の専門に関係がある波動や電気、磁気に関する大切な現象や,身近な現象について基本的な原理から出発し,いかに論理的にとらえることができるか,その方法を学ぶ。
 
学修目標(到達目標)
受講者が獲得できること
(1)力学を基礎にして、振動、波動などの分野について数学的表現ができようになる。
(2)電気と磁気の現象を広く学び、それらを体系が理解できるようになる。
 特に,「場」の考え方とその解析的表現能力を身に付けることができる。
 
授業概要
初めて物理学を学ぶ者にも理解できるようにテキストに沿って,できるだけ平易に物理現象や物理法則の説明をおこなう。この講義では主に電磁気の問題を扱うが,直接目で観察しにくい現象が多いため,できるだけ身近な現象から発展して一般的な法則に拡張していくよう説明するつもりである。
講義内容は以下の通りである。
1.波動:
 ①波の性質について学ぶ
 ②音波について学ぶ
 ③ドップラー効果について学ぶ
2.電荷と電場:
 ④クーロンの法則について学ぶ
 ⑤電場について学ぶ
 ⑥電位について学ぶ
 ⑦キャパシターについて学ぶ
 ⑧誘電体と電場について学ぶ
 ⑨電場のエネルギーについて学ぶ
3.電流と磁場:
 ⑩電流について学ぶ
 ⑪磁石と磁場について学ぶ
 ⑫ローレンツ力について学ぶ
 ⑬電流の作る磁場について学ぶ
 ⑭磁場中の電荷について学ぶ
この他に1回演習問題の内容について学ぶ。
なお、予め授業前にアカンサスポータルを通じて資料を配布するので,テキストと合わせ予習されたい。。
 
評価方法と割合
評価方法
次項の項目及び割合で総合評価し、次のとおり判定する。
「S(達成度90%~100%)」、「A(同80%~90%未満)」、
「B(同70%~80%未満)」、「C(同60%~70%未満)」を合格とし、
「不可(同60%未満)」を不合格とする。(標準評価方法)
 
評価の割合
・(50)% 小テスト(復習用課題)
・(50)% レポート
 
ルーブリック
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
SABCF
(10点)波動、電磁気の分野で使用する用語について波動、電磁気の分野で使用する用語と意味が十分理解できており、他者に説明ができる波動、電磁気の分野で使用する用語と意味が理解できている波動、電磁気の分野で使用する用語と意味をある程度理解できている波動、電磁気の分野で使用する用語と意味をあまり理解できていない波動、電磁気の分野で使用する用語と意味を全く理解できていない
(10点)波動、電磁気学に関する基礎的思考法について波動、電磁気学に関する思考方法を十分理解できている波動、電磁気学に関する思考方法を理解できている波動、電磁気学に関する思考方法をある程度理解できている波動、電磁気学に関する思考方法をあまり理解できていない波動、電磁気学に関する思考方法を全く理解できていない
(20点)波動、電磁気学で使用する数学的計算について波動、電磁気学で使用するベクトル、微分、積分の計算方法が十分理解できており、適切に問題に応用できる波動、電磁気学で使用するベクトル、微分、積分の計算方法が理解できており、問題に応用できる波動、電磁気学で使用するベクトル、微分、積分の計算方法がある程度理解できており、問題に応用できる波動、電磁気学で使用するベクトル、微分、積分の計算方法があまり理解できておらず、部分的にしか問題に応用できない波動、電磁気学で使用するベクトル、微分、積分の計算方法が全く理解できておらず、問題に応用できない
(20点)波の重ね合わせと干渉について波の重ね合わせと干渉について意味を十分理解できており、適切に応用できる波の重ね合わせと干渉について意味を理解できており、応用できる波の重ね合わせと干渉について意味をある程度理解できており、応用できる波の重ね合わせと干渉について意味をあまり理解できておらず、部分的にしか応用できない波の重ね合わせと干渉について意味を全く理解できておらず、応用できない
(20点)電気について電気の分野で重要関係(ガウスの法則等)について意味を十分理解できており、適切に応用できる電気の分野で重要関係(ガウスの法則等)について意味を理解できており、応用できる電気の分野で重要関係(ガウスの法則等)について意味をある程度理解できており、応用できる電気の分野で重要関係(ガウスの法則等)について意味をあまり理解できておらず、部分的にしか応用できない電気の分野で重要関係(ガウスの法則等)について意味を全く理解できておらず、応用できない
(20点)磁気について磁気の分野で重要関係(アンペールの法則等)について意味を十分理解できており、適切に応用できる磁気の分野で重要関係(アンペールの法則等)について意味を理解できており、応用できる磁気の分野で重要関係(アンペールの法則等)について意味をある程度理解できており、応用できる磁気の分野で重要関係(アンペールの法則等)について意味をあまり理解できておらず、部分的にしか応用できない磁気の分野で重要関係(アンペールの法則等)について意味を全く理解できておらず、応用できない
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
Learning Management System(LMS)へUPする講義資料をダウンロードして、一通り目を通しておいてください。
 
予習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の一部)
 
復習に関する指示
毎回の講義後に復習用課題を課すので、作成したノートを元に課題を実施する。この課題を「全て終えた」人だけを単位認定の対象とします。
 
復習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の一部)
 
教科書・参考書
教科書
教科書 書名 ISBN
978-4780610420
著者名
原康夫著
出版社
学術図書出版社
出版年
2022
 
教科書・参考書補足
テキストと配布資料、復習用課題(Web)を使用する。
テキスト:原 康夫・『第5版 基礎物理学』・学術図書出版
プリント:毎回の講義前にLearning Management System(LMS)へ資料をUPするので,各自ダウンロード,印刷し,講義に持参してください。
Web課題:毎回の講義の復習のため、復習用課題をアカンサスポータルへUPする。この課題を全て終えた人だけを単位認定の対象とします。
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
随時対応するが,来室される場合は予めメール等で連絡をされてからの方が確実です。
 
履修条件
その他履修上の注意事項や学習上の助言
物理学は暗記だけに頼らず,論理的な思考を必要とする学問です。従って,「講義を聞いただけで理解することはほとんど不可能」です。講義中にきちんとノートをとり,それを元に「必ず毎回復習をして」,論理的思考ができるよう訓練をすることが必要です。このように,物理学は論理の蓄積を必要とする学問であるので,分からないところはそのままにせず,質問をする等して早めに解決してください。それを意図した復習用のWeb課題も用意しています。また,授業中や復習に役立つ講義資料も配布する予定でするので,参考にしてください。
 
特記事項
特になし

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