科目名[英文名]
地球生物圏と人間[Geo-biosphere and Human beings]
担当教員[ローマ字表記]
佐藤 圭
[
SATO, Kei
]
科目ナンバー
GSCI1001A
科目ナンバリングとは
時間割番号
71E20a.101
科目区分
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講義形態
講義
開講学域等
共通教育
適正人数
99人
開講学期
Q1
曜日・時限
月2
単位数
1単位
授業形態
対面のみ
60単位上限
対象外
対象学生
全学生(共通教育科目に係る卒業要件未充足の2年以上優先)
キーワード
地球システム、元素分別、プレート、プレートテクトニクス、地震、火山、水、大気、生命誕生、地球生命史、群集生態学、生物間相互作用、進化、個体群、自然選択、適応、種分化、霊長類、類人猿、ネアンデルタール人、ホモサピエンス、日本人
講義室情報
総合教育講義棟 C1講義室(対面のみ)
開放科目
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備考
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授業の主題
地球という天体の中で、生物が生存している領域のことを生物圏という。我々はどこから来たのか?我々は何者か?我々はどこへ行くのか?生物圏における我々人類の存在とは何か?という根源的な問いかけに科学的な意味で答えるためには、地球のダイナミズムから地球生物圏の成立、そして人類の誕生という一連の地球科学的事象の理解が重要となる。本講義では、地球生物圏を理解する上で鍵となる様々な学問のエッセンスを分野横断的(主に地学・生物)に学んでいく。
学修目標(到達目標)
1. 地球システムにおける生命の位置づけが正しく理解できる。
2. 地球のダイナミズムとプレートテクトニクスの関連を理解できる。
3. 地球のダイナミクスと人間社会への影響、特に災害について理解する。
4. 水と大気の動きを理解し、人間社会への影響を考える力を身につける。
5. 地球生命史の概略と生命と地球の相互作用を理解し、長大な地球生命史の中における人類の立ち位置の理解を深める。
6. 種の共存と生物群集の成立のしくみについて考えを述べることができる。
7. 生物集団の進化の仕組みと種の形成についての知識を身につけ、それらを他者に説明することができる実力を身につけることを目指す。
8. 遺伝情報学、分子系統学の考え方を通じて人類史を理解する。
授業概要
特になし
講義スケジュール
講義回
テーマ
具体的な内容
担当教員
1
イントロダクション
地球という天体の成り立ち、そしてその構成を理解し、地球生命の位置づけを学ぶ。
2
地球はなぜ、どのように動いているのか
プレートテクトニクスは他の惑星には見られない現象であり、地震や火山などの自然現象と密接に関連している。第二回講義では、このプレートテクトニクスの理解に必要な地球内部の層構造を踏まえた上で、プレートテクトニクスの概要について学ぶ。
3
地球のダイナミクスと人類社会への影響
地震や、その代表的な二次災害である津波、そして火山の噴火といった我々の社会に大きな影響を及ぼすような地質現象のメカニズム、そしてそれらと人間社会の直接的な関係を学ぶ。
4
水と大気
地球の生命を育む水という存在が地球表層にもたらすもの:(1)地形(2)気象について学んでゆく。
5
地球生命史:激動の40億年
特に人類の文明と密接に関わっている物質の成り立ちに着目しつつ、40億年におよぶ生命の歴史について学ぶ。
6
生物群集と環境
生態学の基礎的な概念、例えば種の共存と生物群集の成立のしくみについて学ぶことで、地球の生態系がどのようなメカニズムで成立しているのか理解を深めてゆく。
7
種の進化と適応
地球上の多種多様な生命を生み出した進化とはどのような現象なのか?生物集団に進化が起きるしくみとそれを起こす要因、特に自然選択について学ぶ。
8
ヒトの起源
最終回の講義では、遺伝子という側面から我々人類の起源、我々人類に近しい存在であるネアンデルタール人の運命、日本人の起源の謎を紐解いてゆく。
評価方法と割合
評価方法
次項の項目及び割合で総合評価し、次のとおり判定する。
「S(達成度90%~100%)」、「A(同80%~90%未満)」、「B(同70%~80%未満)」、「C(同60%~70%未満)」を合格とし、「不可(同60%未満)」を不合格とする。(標準評価方法)
評価の割合
毎回実施する小テストの合計点(80%)+レポート(20%)
この他、授業には3分の2以上の出席を必要としています(8回中6回以上)。3回以上欠席した場合、原則として単位は発行できません。
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
本講義は、授業前半でpowerpointのスライドを用いた講義を実施し、その後授業内容の理解度をチェックするために小テストを実施する、という形式で進められます。このため、しっかり予習をして授業に望むことを推奨します。講義に使用される資料は全て授業前にWebclassで共有されます。
予習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の全体)
復習に関する指示
授業内容の記憶の定着度を高める目的で、毎回の小テストでは前の回の授業内容についても問題が出題されることがあります。前回わからなかった内容は復習した上で次回の授業に臨んでください。
復習に関する教材
オンデマンド教材(授業内容の全体)
教科書・参考書
教科書・参考書補足
学習に必要な情報は全て授業中に与えられます。
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
授業時に毎回出席カードを配布して質問・コメントを募っています。頂いたコメントについては授業またはLMSを通じて回答します。この他の相談も随時受け付けておりますが、できればまずはメール(ksato@staff.kanazawa-u.ac.jp)にてアポイントメントをとるようお願いします。
履修条件
特になし
特記事項
カリキュラムの中の位置づけ
前年度までの同名授業と同一科目です。単位修得者は再履修できないので注意してください。
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