タイトル

科目名[英文名] 病理学Ⅱ[Human Pathology2] 
担当教員[ローマ字表記] 原田 憲一[HARADA, Kenichi], 佐々木 素子[SASAKI, Motoko], 佐藤 保則[SATO, Yasunori], 湊 宏, 池田 博子[IKEDA, Hiroko], 坂井 宣彦[SAKAI, Norihiko], 北村 星子, 中田 聡子[NAKADA, Satoko], 北島 信治[KITAJIMA, Shinji] 
科目ナンバー -----  科目ナンバリングとは
時間割番号 41143  科目区分 ----- 
講義形態 -----  開講学域等 医薬保健学域 
適正人数 -----  開講学期 Q1,Q2,Q3,Q4 
曜日・時限 集中  単位数 4.5単位 
授業形態 対面のみ  60単位上限 対象外 
対象学生 ----- 
キーワード 遠隔・対面併用,病理学,人体,病態生理  
講義室情報 (対面と遠隔(オンデマンド)の併用) 
開放科目 ----- 
備考 開講学期,開講時限等は時間割表等で確認すること。 

授業の主題
病理学総論では病態生理学を中心に病理学一般について学ぶ。病理学各論では、消化器, 内分泌, 神経系の疾患について学ぶ。病理学実習ではプレパラート標本を顕微鏡で、ホルマリン固定標本を肉眼で観察し、病理学の実体を学ぶ。
 
学修目標(到達目標)
疾患を病因、病態形成、形態形成を中心に授業し、学生に疾患の発生のプロセスを総合的に理解させる。学生の理解を助けるため、プリントを配布する。
基礎医学・社会医学領域における専門的な知識を身につける。
 
授業概要
講義主題と回数

(1) 病理学総論 
細胞障害・炎症(6回) 
細胞傷害(1)細胞傷害についての理解に必要な基本的知識を学ぶ
             
細胞傷害(2)細胞傷害の機序,オートファジ―,適応現象について学ぶ
             
細胞傷害(3)細胞傷害のうち細胞内沈着,病的石灰化,細胞老化について学ぶ
             
炎症(1)  急性炎症おける血管反応,細胞浸潤,組織パターンなどについて学ぶ
             
炎症(2)  慢性炎症,肉芽腫性炎症について学ぶ
             
炎症(3)  炎症,組織の修復について細胞の再生および創傷治癒について学ぶ

免疫病理(3回)    
免疫病理(一般)(1)免疫病理におけるサイトカイン,移植免疫,自己免疫性疾患について学ぶ
            
免疫病理(過敏症)(2)免疫病理における過敏症,アレルギーについて学ぶ
            
免疫病理(自己免疫/移植免疫)(3) 移植後の拒絶反応と自己免疫性疾患について学ぶ

自然免疫・感染症(1回) 膠原病(4)膠原病について学ぶ

自己免疫疾患(2回) 
臓器自己免疫性疾患(5)臓器特異的自己免疫疾患について学ぶ
           
免疫病理(免疫不全)  免疫不全について学ぶ

(2) 病理学各論
 
肝(4回) 
肝(1)  肝臓の解剖,黄疸,肝不全,肝硬変について学ぶ
       
肝(2)  肝炎について病理所見を中心に学ぶ
       
肝(3)  アルコール性肝疾患,代謝疾患、循環障害、胆管障害について病理所見を中心に学ぶ
       
肝(4)  肝腫瘍について病理所見を中心に学ぶ
胆・膵(2回) 
胆・膵(1) 胆嚢の疾患について病理所見を中心に学ぶ
        
胆・膵(2) 膵臓の疾患について病理所見を中心に学ぶ

乳腺(1回)  乳腺  乳腺疾患について病理所見を中心に学ぶ

内分泌(2回) 
内分泌(1) 内分泌疾患とホルモンについて基本的事項を学ぶ
        
内分泌(2) 内分泌疾患のうち副甲状腺,副腎の疾患について学ぶ

神経系(2回) 
神経系(1) 脳血管障害などの疾患を学ぶ
        
神経系(2) 脳腫瘍等の疾患を学ぶ

腎泌尿(3回) 
腎泌尿(糸球体)(1)腎臓の糸球体疾患について学ぶ
        
腎泌尿(糸球体)(2)腎臓の糸球体疾患について、学ぶ
        
腎泌尿(糸球体以外) 腎臓の糸球体以外の疾患について病理所見を中心に学ぶ

泌尿・前立腺(1回) 膀胱・前立腺  膀胱,前立腺の疾患について病理所見を中心に学ぶ
 
上気道・肺(2回) 
上気道・肺(1)上気道の疾患について病理所見を中心に学ぶ
           
上気道・肺(2)肺の疾患について病理所見を中心に学ぶ

(3) 病理学実習  各臓器の疾患について、病理組織画像のスケッチで細胞の詳細について理解を深める
 腎泌尿(2回) 内分泌系(1回) 肝胆膵(2回) 生殖器系(2回) 膀胱・前立腺・乳腺(1回) 上気道・肺(2回)


病理学実習ノートの記載内容を確認し理解度をチェックする。
適宜、小テストを実施し学力の定着をはかる。

アクティブラーニング
神経系 脳神経病理のアクティブラーニング:
教材として東京都医学総合研究所がWeb上で提供している脳神経病理データベースを使用する。さまざまな脳神経疾患について,バーチャルスライドで病理組織所見を観察する。最後にテストを行い,理解度を確認する。
 
評価方法と割合
評価方法
小テストに加え、病理学総論試験および 病理学各論試験での点数、病理学実習でのノート記載内容を総合的に評価する。

 
評価の割合
病理学総論 中間試験 45%
病理学各論 学期末試験45%
小テスト・レポート   5%
病理学実習ノート    5%
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
シラバスに記載された講義のタイトルを基に、教科書により調べ、予習とする。
 
予習に関する教材
 
復習に関する指示
講義で理解出来なかったことをテキスト・参考書により調べ復習とする。
 
復習に関する教材
 
教科書・参考書
教科書
教科書 書名 ISBN
9784621301982
著者名
出版社
出版年
2018
教科書 書名 ISBN
9784260036597
著者名
出版社
出版年
2019
教科書 書名 ISBN
9784830604768
著者名
出版社
出版年
2015
 
参考書
参考書 書名 ISBN
9784263731970
著者名
出版社
出版年
2020
参考書 書名 ISBN
9784263731123
著者名
出版社
出版年
2009
 
教科書・参考書補足
基礎病理学 -ロビンス- 原書10版(丸善出版)
標準病理学 第6版(医学書院)
組織病理アトラス 第6版(文光堂)
病理組織の見方と鑑別診断 第7版(医歯薬出版)
エッセンシャル病理学 (医歯薬出版)
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
質問などは随時受け付けるので、医局まで来ていただきたい。また、より深く学びたいと希望する学生を対象に、夏休み期間を利用してワークショップを開講する。



 
履修条件
その他履修上の注意事項や学習上の助言
病理学実習では、毎回実習のはじめに観察標本の解説があるので遅れないように出席すること。

 
特記事項
特記事項
神経系 脳神経病理のアクティブラーニング:
教材として東京都医学総合研究所がWeb上で提供している脳神経病理データベースを使用する。さまざまな脳神経疾患について,バーチャルスライドで病理組織所見を観察する。最後にテストを行い,理解度を確認する。
 

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