タイトル

科目名[英文名] 生体物質化学実験[Experiments in Chemical Components of A Cell] 
担当教員[ローマ字表記] 関根 克尚[SEKINE, Katsuhisa] 
科目ナンバー LIFE3102C  科目ナンバリングとは
時間割番号 33002  科目区分 ----- 
講義形態 実験  開講学域等 医薬保健学域 
適正人数 40名程度。 ただし、COVID-19対策として制限、調整する場合があります。  開講学期 Q3,Q4 
曜日・時限 火4〜5  単位数 1単位 
授業形態   60単位上限  
対象学生 ----- 
キーワード 【対面授業】反応速度,化学平衡,酵素,安全,環境保全  
講義室情報 (対面のみ) 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
生命の活動を理解する上で重要な物質・現象・反応を実際に体験し理解する。

 
授業の目標
(1)生命の活動を理解する上で重要な物質,現象,反応について実際に体験する。
(2)物質,現象,反応を原子・分子の振る舞いに注目して考察する方法を理解する。
(3)実験結果を解析・整理するための技術(グラフの描き方,有効数字,単位の取り扱い)を理解する。

 
学生の学修目標
(1)自分自身で実験を実行する。多くの実験課題は1人で実行できるよう準備してある。
(2)マニュアル通りに手を動かすのではなく,よく考えながら注意深く観察して実験する姿勢を習得する。さらに考えたことや観察したことを適切な文章で表現できるようトレーニングする。重要な物質,現象,反応は,レポートの課題として取り上げてある。
(3)自分の実験結果を合理的に,かつ他人にわかりやすく整理する技術を習得する。基本的な解析・整理技術もレポートの課題として取り上げてある。
 
授業概要
第1回 科目概要の説明,事故防止に関する注意(講義とビデオ視聴)
第2回 実験内容の説明,適切な廃棄物処理に関する注意,実験結果の処理法に関する演習
第3回〜第12回 グループ(4人以下)に分かれ、以下の実験課題を順番に実施
(1)緩衝溶液の作用の観察 
(2)中和滴定過程のpH変化の観察 
(3)マイクロカプセルの作成 
(4)井戸水中のカルシウムイオン,マグネシウムイオン濃度の測定
(5)反応速度の温度変化の観察 
(6)氷の作用の観察
(7)生理食塩水の作用の理解
(8)比色分析
(9)金属陽イオンの定性分析
(10)水のCOD測定
第13回 液体窒素に関する演示実験,演習,予備日
第14回〜第15回 演習,予備日
 
評価方法と割合
評価方法
・実験の実施状況とレポート(実験結果と考察,実験と関連する調査の結果等をまとめたもの)による。
・レポートの内容が不十分であれば改良を要求する。「合格」と判定されるまで改良する必要がある。途中で改良を諦めた場合は実験を実施しなかったと同等に取り扱う。
・実施できない実験課題が3以上の場合は単位を取得できない。
 
評価の割合
出席(実験実施)と,実施した実験課題のレポートのセット 100%
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
第1回の予習
・シラバスを熟読し,さらに,以前にこの科目を受講した人の話を聞き,この科目の単位を取得するために必要なことを十分理解する。

第2回の予習
・実験結果の処理法に関する演習を行う。(演習問題は宿題として第1回で配布)

第3回〜第12回の予習
・講義時間が始まる前までに実験プリントを熟読し,実験の目的,基礎,背景,操作,実験結果のまとめ方について十分理解しておく。
・実験内容の基礎や背景は,以下のような手段によって理解しておく:
 高等学校化学,生物で学習した内容を思い出す。高等学校化学,生物で使用した教科書,参考書を読みかえす。高等学校で化学,生物を履修していない者は,これらの参考書(高等学校用で基礎レベルのものでよい)を購入し,関係する話題について自習すること。
 「化学ⅠA」「化学ⅠB」(担当=関根)で学習した内容を思い出す。この科目を履修しなかった場合は,この科目の講義プリントを入手して学習する。(入手法は別途説明)
・これらの手段によって実験の目的,基礎,背景,操作,実験結果のまとめ方を理解していることを前提に指導する。
 
予習に関する教材
 
復習に関する指示
第1回の復習
・事故防止に関する課題を完成させる。

第2回の復習
・演習問題の誤った部分を修正する。

第3回〜第12回の復習
・各課題で指示された事項についてレポートにまとめる。
・レポートの添削を受け,要求に応じて追加・改良する。
 
復習に関する教材
 
教科書・参考書
教科書・参考書補足
説明プリント配布
高等学校の化学,生物の教科書と参考書
「化学ⅠA」「化学ⅠB」(担当=関根)の講義プリント
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
実習中に質問を随時受け付ける。
実習終了後は19:00まで(3211教員室にて)
これら以外は,事前に日時を相談。連絡方法は授業第1回で説明する。
 
履修条件
適正人数
40名程度。
ただし、COVID-19対策として制限、調整する場合があります。
 
その他履修上の注意事項や学習上の助言
・高等学校で化学,生物学を履修していない者は,これらの参考書(基礎レベルのものでよい)を購入し,関係する話題について自習すること。
・「化学ⅠA」「化学ⅠB」(担当=関根)をあわせて受講することを強く推奨。
・高等学校化学,生物,および「化学ⅠA」「化学ⅠB」(担当=関根)の内容を理解していることを前提にして指導する。
 
特記事項
カリキュラムの中の位置づけ
・高等学校化学や「化学ⅠA」「化学ⅠB」の内容を実際に体験する機会。
・この科目は検査技術科学専攻の専門科目の基礎となる。この科目の履修を強く推奨する。
 

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