科目名[英文名]
生物学実習3[Field Work of Biology 3]
担当教員[ローマ字表記]
伊藤 正樹
[
ITO, Masaki
],
大河原 恭祐
[
OKAWARA, Kyosuke
]
科目ナンバー
BIOL3837D
科目ナンバリングとは
時間割番号
45022
科目区分
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講義形態
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開講学域等
理工学域
適正人数
20名程度
開講学期
Q2
曜日・時限
集中
単位数
1単位
授業形態
60単位上限
対象学生
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キーワード
植物細胞、細胞分裂、細胞分化、プロトプラスト、孔辺細胞、植物ホルモン、遺伝子発現、レポーター遺伝子、顕微鏡観察
講義室情報
(対面のみ)
開放科目
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備考
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授業の主題
多細胞体の発生では、細胞が分裂を繰り返し数を増やした後、特定の機能を持った細胞に分化する。また、植物に特有の性質として、培養条件を適切にコントロールすることにより、分化した細胞を未分化状態に再プログラミングすることができる。本実習ではこのような分化と脱分化の様子を、モデル植物シロイヌナズナを用いて観察し、植物の発生や成長が細胞レベルの現象により引き起こされていることを学ぶ。
授業の目標
植物細胞の構造や分裂様式の特徴を解説し、プロトプラストの単離、細胞分裂の様子の観察、レポーター遺伝子の発現を検出する実験など、植物細胞を研究する上で重要な技術を紹介し、実地で実験を指導する。
学生の学修目標
植物の細胞や組織を観察するための基礎的な知識と実験方法を習得する。細胞の分裂と分化が精密にプログラムされている様子を観察し、植物の成長、発生を細胞レベルで理解することの重要性を学ぶ。
授業概要
6月28日から7月2日までの5日間の午後に、自然科学1号館1F生物学生実験室で以下の項目を実施する。
植物細胞の脱分化
1) 細胞壁分解酵素を用い、葉からプロトプラストを調整し、その様子を観察する。
2) プロトプラストを培養し、細胞分裂の様子を観察する。
気孔の形成における細胞の分化
1) 葉の表皮細胞を観察し、気孔が形成される際の分裂と分化のパターンを観察する。
2) 気孔形成に関する変異体やレポーター遺伝子の発現を観察し、気孔が発生するメカニズムについて考察する。
各日13時に学生実験室に集合。概ね以下のような予定で実習を行う。
6/28(月) プロトプラストの調整と観察
6/29(火) 気孔形成に関連する変異体の観察
6/30(水) レポーター遺伝子を利用した気孔形成遺伝子の発現パターンの観察
7/1(木) 気孔関連変異体の遺伝子型の解析(DNA抽出)
7/2(金) 気孔関連変異体の遺伝子型の解析(PCRと電気泳動)
評価方法と割合
評価方法
出席状況、実習への取り組み、レポートなどを総合的に評価
「S(達成度90%~100%)」、「A(同80%~90%未満)」、
「B(同70%~80%未満)」、「C(同60%~70%未満)」を合格とし、
「不可(同60%未満)」を不合格とする。(標準評価方法)
評価の割合
実習中の課題への取りくみかた50% 提出レポート50%により総合的に評価する。
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
実習時に配布されるテキストを読んでくること
予習に関する教材
復習に関する指示
復習に関する教材
教科書・参考書
教科書・参考書補足
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
月〜金曜 10:00-18:00
履修条件
適正人数
20名程度
その他履修上の注意事項や学習上の助言
特記事項
特になし
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