科目名[英文名]
同位体地球学A[Isotopic Earth Science A]
担当教員[ローマ字表記]
長谷部 徳子
[
HASEBE, Noriko
]
科目ナンバー
GEOL3512C
科目ナンバリングとは
時間割番号
44019
科目区分
-----
講義形態
-----
開講学域等
理工学域
適正人数
-----
開講学期
Q3
曜日・時限
金2
単位数
1単位
授業形態
60単位上限
対象学生
-----
キーワード
対面,オンライン,オンデマンドの併用 同位体地質学, 放射性同位体, 地質時計, 地球史, 年代測定, 古環境解析
講義室情報
自然科学本館(総合研究棟Ⅳ) 102講義室
開放科目
-----
備考
EMI科目(英語で行われる授業科目)
授業の主題
主として放射性同位体を用いる年代決定法の原理と問題点, および応用例を講義する。それによって、太陽系の生成・地球の誕生・原始大気の生成・海洋の進化・地質時代の時代区分など、地球史解明に利用されている年代目盛りの意義を理解する。また,隕石や地球物質の安定同位体組成によって解明されてきた太陽系の形成史や異なる時間スケールでの地球の環境変遷史を講ずる。
授業の目標
地球物質や隕石に含まれる各種同位体による,様々な事象に関する特に定量的な解析法を中心に講義を進め,地球科学の発展には“学際的”発想が極めて重要であることを伝える。
学生の学修目標
放射性同位体・安定同位体の挙動を理解する。
各種手法の特徴を理解しその手法が適用できる試料・年代幅について考察できる。
手法に特徴的な図表を読み解ける。
授業概要
以下の内容について講義を行うとともに,関連の内容について予習・復習となる問題演習を行う。その際はアクティブラーニングアドバイザーがサポートを行う。講義資料は英語である。
第1回 ガイダンス
第2回 同位体地質学の基礎
安定および放射性同位体の地球科学における利用法を解説する。
第3回 放射性核種とその壊変
原子の構造,放射性核種の壊変様式
第4回 K-Ar法,アイソクロン,質量分析計
第5回 Ar-Ar法,同位体反応,壊変系列
第6回 Rb−Sr,Sm−Nd法,同位体混合
第7回 U-Pb法,コンコーディアダイアグラム
第8回 まとめ
評価方法と割合
評価方法
次項の項目及び割合で総合評価し、次のとおり判定する。
「S(達成度90%~100%)」、「A(同80%~90%未満)」、
「B(同70%~80%未満)」、「C(同60%~70%未満)」を合格とし、
「不可(同60%未満)」を不合格とする。(標準評価方法)
評価の割合
学期末レポート 30 レポート 50 出席状況 20 記述箇所 予習・復習としてレポートを課します。
レポートの成績に出席状況を加味して総合的に最終評価を行う。
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
予習に関する教材
復習に関する指示
課題を実施する。
課題を見直す。
復習に関する教材
教科書・参考書
教科書・参考書補足
教科書
兼岡一郎:年代測定概論 (東京大学出版会)
参考書
1.小嶋 稔:地球史入門 (岩波書店)
2.G. FAURE:Principles of Isotope Geology (John Wiley & Sons)
必要に応じてプリントを配付する。
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
講義中の質問を歓迎します。
また,メールによる連絡も受け付けます。
メールアドレス:hasebe@staff.kanazawa-u.ac.jp
履修条件
同位体地球学Bを履修すること
その他履修上の注意事項や学習上の助言
地球科学の多くの分野にとって,年代決定は重要な基礎的役割を果たすことが多いので,興味を持つ全ての人の聴講を歓迎します。
特記事項
特になし
ページの先頭へ