授業の主題
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自治体財政分析に必要なデータ入手と分析方法を実践的に学ぶ
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授業の目標
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個別自治体の財政データは、近年インターネットで細部まで公開されるようになった。この授業ではこのデータベースを利用し、学生がそれぞれ選択した自治体について、実際にデータのダウンロードから分析までを実践する。
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学生の学修目標
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1.自治体の財政データの入手方法を知る。
2.歳出・歳入・地方債等のデータ分析手法を学ぶ。
3.歳出と財源を関連付けて自治体の財政構造を説明できるようになる。
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学修成果
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◎日本社会、地域社会が抱える諸問題を理解し解決の為の政策立案能力を養う。
〇将来、社会の一員として働くことの意識を高めるとともに、キャリア形成のための基盤を形成する。
〇課題を発見し、自ら調べ解決策を導き出す能力を培う。
〇幅広い教養を身に着け、複眼的に現代社会を視る目を養う。
〇社会人に必要なIT能力、プレゼンテーション能力をみにつける。
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授業概要
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2コマの授業を1回分とし、適宜休憩を挟みながら下記の内容について説明と実習を行う。
1.歳入・歳出の全体像、財政分析で用いるデータの所在
2.歳入項目と地方税の内訳
3.目的別歳出とその見方
4.性質別歳出とその見方
5.目的・性質・財源のクロス関係
6.地方債の分析
7.特別会計の分析(介護保険の例)
8.レポート作成と質疑応答
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評価方法と割合
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評価方法
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毎回の分析作業を経て作成されるレポートによって評価する。また、毎回の作業状況をチェックするための小レポートも評価対象とする。
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評価の割合
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【授業には3分の2以上の出席を必要とする】
・(50)% 小レポート
・(50)% レポート
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ルーブリック
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【授業別ルーブリック】
評価項目 | 評価基準 |
| 優れている | 普通 | 不十分 |
小レポート | 内容 | 分析対象自治体の特徴や変化を課題に即して十分に把握している。
| 課題に即して過不足なく論じられている。 | 課題の要求を満たしていない。
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最終レポート | データ分析
| 指定条件のみでなく独自の観点からも分析を加えている。
| 指定条件のみでなく独自の観点からも分析を加えている。
| 計算過程に誤りがある。
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| グラフの体裁
| 見やすく、表現したいことに合わせて工夫されている。
| 指定条件を満たしている。
| 表題、縦横軸、凡例等の表現に不備がある。
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| 本文における分析内容
| 対象自治体の特徴や変化を捉え、その要因の考察が正しくなされている。
| 対象自治体の特徴や変化を捉えてその要因を考察している。
| 対象自治体の特徴や変化が捉えられていない。
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授業時間外の学修に関する指示
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復習に関する指示
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授業時間内に実施した分析結果を振り返り、テーマに即して小レポートにまとめる。
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教科書・参考書
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教科書
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9784880376783
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武田公子
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自治体研究社
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2018
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参考書
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9784790715481
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武田公子著
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世界思想社
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2011
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オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
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随時可能だが、研究室に不在のこともあるため、予めメールで連絡のこと。takekim@staff.kanazawa-u.ac.jp
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履修条件
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PCを用いた実習的内容であることや、感染防止の観点から、抽選により受講者を制限したり、オンライン授業を併用したりすることもあり得る。WebClassのタイムラインに注意すること。
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その他履修上の注意事項や学習上の助言
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あらかじめ分析対象とする自治体を選定すること。なお、分析対象には金沢市・富山市・福井市を除く。
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カリキュラムの中の位置づけ
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地方財政論の授業内容を理解していることを前提として進める。
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特記事項
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*感染拡大状況に鑑み、オンライン形式でスタートし、様子を見ます。Webclassに進め方の詳細を示すので、必ず目を通すこと。
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