授業の主題
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対面授業型(一部双方向テレビ会議型併用)
【3年次】
この演習では,農林漁業にかかわる環境問題や農山漁村の地域おこし,内発的発展を文献で調査研究することを通して環境経済学を学ぶ。
今日の農林漁業はさまざまな環境問題を生んでいるが,同時に,農山村は農林業の衰退,過疎化といった経済的,社会的問題も抱えている。こうした問題を生み出す経済メカニズムを明らかにしながら,環境問題の解決を軸に農山村の活性化方策を考える。そのことを通して社会,経済,環境といった複数の側面の関係をつかみながら統合的に解決策を構想しし持続可能な社会を展望する考え方(統合アプローチ,エコシステム・アプローチ)を学ぶ。こうした調査や検討の対象としては,農業と地域循環,アグロツーリズム(農村観光)と景観保全,林業とバイオマスエネルギー,都市と農村の関係,流域管理などさまざまな事例を上げることができる。
【4年次】
3年時の演習や共同論文作成の経験をふまえ、各自の地域や環境問題に関わる関心を整理し、社会科学的な問へと発展させるよう導く。また、資料収集と論点整理、論文の展開等について、社会科学的関連領域を踏まえ、作法に基づいて、論理的に行うよう指導する。
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授業の目標
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【3年次】
・今日の世界やアジア,日本の環境問題の現状を学ぶ。
・環境経済学の基礎を身につける。
・環境と地域に関連する諸問題を整理し、経済、社会、環境の関係性の中で検討する力を身につける。
【4年次】
説得力がありわかりやすく、かつ資料を適切に用いて論理的に議論を展開する能力を身につける。
地域と環境の関わりにおいて生じる諸問題について社会経済学を中心に理解を深め、解決策をさぐる構想力を身につける。
諸講義、諸資料等で得た社会科学的知識を総動員し、自身の議論を体系化するよう努力をうながす。
そうした検討によって社会科学的なさまざまな議論について理解を深める。
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学生の学修目標
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【3年次】
・今日の主な環境問題の概要を説明できるようになる。
・環境経済学の基本的な発想に立って考えることができるようになる。
・内発的発展,持続可能な発展の農山村的なイメージを具体的にもつようになる。
・環境と地域に関連して最低ひとつのテーマについて語ることができる。
【4年次】
関心を社会科学的な問として明確化し、テーマ設定を行なうことができる。
資料収集作成の社会科学的な方法を身につけ、資料を吟味することができる。
アンケートやヒヤリングなどの地域調査や必要な統計などを適切に用いて、社会科学的な質的量的分析を行うことができる。
注、図表、引用文献などを適切に記述することができる。
論理的に文章を展開することができる。
適切な論理展開と資料提示によって説得力のある論文を執筆することができる。
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授業概要
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【3年次】
今日の世界やアジアの環境問題の現状を概観し,その発生メカニズムと解決の方向や政策のあり方にかかわる環境経済学や関連する社会科学の議論を学ぶ。
それをふまえて,具体的な農林漁業と環境にかかわる問題を取り上げ,文献調査を行う。
演習と並行して、時間外に地域調査と共同論文作成を行い,総合して(1)環境問題にかかわる社会科学的議論を身につける,(2)地域調査や文献調査の方法を学ぶ,(3)議論して考えを深める,(4)テーマに沿って調査し,考え,論文にまとめることを体験する。
【4年次】
学生による発表と討論,アドバイスを中心に行なう。時間外に必要に応じて個別指導も実施する。
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評価方法と割合
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評価方法
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次項の項目及び割合で総合評価し、次のとおり判定する。
「S(達成度90%~100%)」、「A(同80%~90%未満)」、
「B(同70%~80%未満)」、「C(同60%~70%未満)」を合格とし、
「不可(同60%未満)」を不合格とする。(標準評価方法)
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評価の割合
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【授業には3分の2以上の出席を必要とする】
・( )% 小テスト
・( )% 中間試験
・( )% 学期末試験
・( )% レポート
・( )% 演習の発表点
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授業時間外の学修に関する指示
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教科書・参考書
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教科書・参考書補足
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参考書:
演習のテーマに応じて随時紹介する。
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オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
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メールや電話でも相談に応じる。来訪歓迎(事前に予約し訪問して欲しい)。
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履修条件
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特になし
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