科目名[英文名]
化学反応速度論[Chemical Reaction Kinetics]
担当教員[ローマ字表記]
太田 明雄
[
OHTA, Akio
]
科目ナンバー
CHEM3335A
科目ナンバリングとは
時間割番号
32217
科目区分
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講義形態
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開講学域等
理工学域
適正人数
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開講学期
Q2
曜日・時限
木4
単位数
1単位
授業形態
60単位上限
対象学生
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キーワード
化学動力学,反応速度、オンデマンド教材型(一部対面型併用)
講義室情報
自然科学本館(総合研究棟Ⅳ) 103講義室
開放科目
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備考
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授業の主題
物質の反応、移動現象を取り扱うのに必要な反応速度論について解説する。
授業の目標
物理化学の3つの柱である,化学平衡,分子構造,物質移動のうちの,物質移動に関する化学動力学の理解を深める。
学生の学修目標
1.与えられた反応に対して、反応次数の決定、反応速度式の構築ができること。
2.化学反応の分子論的理解ができること。
3.酵素反応の特徴を理解できること。
授業概要
1..反応速度論1:反応速度と反応次数
2.反応速度論2:同時反応と可逆反応 反応分子数 1分子反応と2分子反応 定常状態近似
3.反応速度論3:逐次反応 連鎖反応 反応速度に対する温度の影響 アレニウス式
4.反応速度論4:反応の分子論 衝突説と遷移状態理論
5.酵素反応速度論1:ミカエリス定数 阻害反応
6.酵素反応速度論2:アロステリック相互作用
7.酵素反応速度論3:酵素反応における種々のモデル pHの影響
8.期末試験:反応速度論 酵素反応速度論
評価方法と割合
評価方法
次項の項目及び割合で総合評価し、次のとおり判定する。
「S(達成度90%~100%)」、「A(同80%~90%未満)」、
「B(同70%~80%未満)」、「C(同60%~70%未満)」を合格とし、
「不可(同60%未満)」を不合格とする。(標準評価方法)
評価の割合
講義毎にその日の講義内容の要点をまとめることを目的に「振り返りシート」の提出を課す。この提出は成績評価に対して必須ではないが、その成果に応じて最終評価に対し加点を行う。
ルーブリック
【授業別ルーブリック】
評価項目
評価基準
達成率 90〜100%
達成率 80〜89%
達成率 70〜79%
達成率 60〜69%
達成率 0〜59%
化学反応速度論における知識(小テスト) 重み付け 20%
化学反応速度論に関す る知識が、100点満点の小テスト中、90点~100点である。
化学反応速度論に関す る知識が、100点満点の小テスト中、80点~90点である
化学反応速度論に関す る知識が、100点満点の小テスト中、70点~80点である
化学反応速度論に関す る知識が、100点満点の小テスト中、60点~70点である
化学反応速度論に関す る知識が、100点満点の小テスト中、60点未満である
化学反応速度論における理解(定期テスト) 重み付け 80%
化学反応速度論に関す る理解が、100点満点の定期テスト中、90点~100点である。
化学反応速度論に関す る理解が、100点満点の定期テスト中、80点~90点である。
化学反応速度論に関す る理解が、100点満点の定期テスト中、70点~80点である。
化学反応速度論に関す る理解が、100点満点の定期テスト中、60点~70点である。
化学反応速度論に関す る理解が、100点満点の定期テスト中、60点未満である。
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
事前に配布するレジメに目を通すこと
予習に関する教材
復習に関する指示
講義後の小テストを受講すること
復習に関する教材
教科書・参考書
教科書・参考書補足
教科書:Chang 著 化学・生命化学系のための物理化学
参考書:アトキンス 物理化学 上,下
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
居室:1C517
電子メール:akio-o@se.kanazawa-u.ac.jp
授業終了後、適宜
火・木曜日の17時以降
履修条件
物質化学類応用化学コース3年生を対象
化学II,物理化学基礎,化学熱力学,応用物理化学Iの内容を理解していることが望ましい。
その他履修上の注意事項や学習上の助言
教科書:Chang 著 化学・生命化学系のための物理化学の12章,13章,21〜23章が範囲となる。なお復習として3章の内容についても触れる。
界面化学の内容は応用化学実験Iの内容と、統計熱力学の内容は情報化学の内容とリンクしている。
各講義毎にレジメを配信するので、講義前までに予習を行うこと。復習を目的に各講義毎にアカンサスポータル上で小テストを行う。また各小テストに加え、中間・期末試験の解説等もポータル上で行うので,定期的にチェックをすること。
受講にあたっては充分な自学自習を行うこと。講義では、教員と学生による質疑応答や、小テストといったアクティブラーニングを行います。
特記事項
カリキュラムの中の位置づけ
「応用物理化学II」の授業を修得することによって、次の学習・教育目標の達成に寄与します。
(JABEEプログラムの中の位置付け)
(B) 化学的スキルと工学的センス(磨)B-4
環境対応型研究、高度選択型研究、超分子創成型研究の3分野に対応した実験や講義を通して、高度に専門的な問題に対応するための応用化学的センスを身につけ、生涯学び続ける意欲を養います。
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