タイトル

科目名[英文名] ★高分子化学Ⅱ[Polymer Chemistry II] 
担当教員[ローマ字表記] 山岸 忠明[YAMAGISHI, Tada-Aki] 
科目ナンバー CHEM3526A  科目ナンバリングとは
時間割番号 32205  科目区分 ----- 
講義形態 講義  開講学域等 理工学域 
適正人数 -----  開講学期 Q1,Q2 
曜日・時限 火2  単位数 2単位 
授業形態   60単位上限  
対象学生 ----- 
キーワード 高分子の平均分子量,高分子の大きさと形,高分子溶液の性質 (対面授業型) 
講義室情報 自然科学本館(総合研究棟Ⅴ) 208講義室 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
高分子化学を通して、環境に適合した新しい機能性物質の創成と応用、さらにそれらの実用化に至るまでの自然界と調和した技術、および、積極的に社会に貢献できる技術を理解する。
 
授業の目標
高分子化学はⅠとⅡが開講されている。高分子化学Ⅱでは,高分子鎖1本の性質からこれらが集合することで示す性質について,すなわち分子鎖の大きさや形が高分子の材料にどのような影響を与えるか,について階層的に解説し,高分子の概念をさらに深めることを目的とする。
 
学生の学修目標
1.高分子鎖の分子量と性質について理解する。
2.高分子鎖の大きさを統計的方法を使って理解する。
3.高分子溶液の性質を理解する。
 
授業概要
1回目 シラバスの説明
   内容:高分子化学Ⅱの内容、授業方法の説明
2回目 高分子の分子量について(1)
   内容:分子量分布と平均分子量
3回目 高分子の分子量について(2)
   内容:各種平均分子量の測定法(1)
4回目 高分子の分子量について(3)
   内容:各種平均分子量の測定法(2)
5回目 高分子鎖の形と性質について(1)
   内容:立体配座と立体配置
6回目 高分子鎖の形と性質について(2)
   内容:立体規則性
7回目 高分子鎖の大きさについて
   内容:統計的モデル鎖
8回目 中間試験

9回目 高分子溶液の熱力学について
   内容:格子モデルをもちいた高分子溶液
10回目 高分子鎖の分子形態について
   内容:高分子鎖の特徴
11回目 イオン性高分子について
   内容:イオン性高分子の特徴
12回目 高分子鎖の固体状態について(1)
   内容:階層構造の解析
13回目 高分子鎖の固体状態について(2)
   内容:ガラス転移温度と融点
14回目 高分子鎖の固体状態について(3)
   内容:力学的性質
15回目 期末試験
 
評価方法と割合
評価方法
授業の小テスト,単元の演習とレポート,および中間試験と期末試験から評価する。
 
評価の割合
授業の小テスト(10点),単元の演習(10点),中間試験(40点)および期末試験(40点)とし,合計点が60点以上を合格とする。
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
予習に関する教材
 
復習に関する指示
配付される資料を復習しておくこと。
 
復習に関する教材
 
教科書・参考書
教科書
教科書 書名 ISBN
978-4-8079-0962-9
著者名
高分子学会編
出版社
東京化学同人
出版年
2020
 
教科書・参考書補足
参考書:中島ら「高分子の物性(上下)」(化学同人),高分子学会編「高分子実験の基礎分子特性解析」(共立出版),高分子科学の基礎 第2版(東京化学同人)など

必要に応じて、資料を配布する。
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
原則として,随時受け付ける。
詳しい説明が必要な場合は,平日の17時以降の来室が望ましい。
 
履修条件
その他履修上の注意事項や学習上の助言
有幾化学的な知識と物理化学的な知識を基本として高分子化学が成り立っていることから,これらのテキストを参考として予習・復習することを奨める。
 
特記事項
カリキュラムの中の位置づけ
高分子化学Ⅰの内容を理解し,高分子の概念を理解してから受講することが望ましい。さらに,物理化学基礎を履修しておくことが望ましい。
この科目を修得すれば,化学コースが掲げる次の学習・教育目標の達成に寄与します。
「実験や講義を通して応用化学的センスを身につけ,生涯学び続ける意欲を養います。」(目標B4)
 

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