タイトル

科目名[英文名] 応用化学実験Ⅰ[Laboratory Course I] 
担当教員[ローマ字表記] 淺川 雅[ASAKAWA, Hitoshi], 太田 明雄[OHTA, Akio], 淺川 毅[ASAKAWA, Tsuyoshi] 
科目ナンバー CHEM2835C  科目ナンバリングとは
時間割番号 12406.1  科目区分 ----- 
講義形態 実験  開講学域等 理工学域 
適正人数 -----  開講学期 Q1,Q2 
曜日・時限 月3〜4  単位数 1単位 
授業形態   60単位上限  
対象学生 ----- 
キーワード 対面授業型、物理化学実験 データの解析 結果の考察 
講義室情報 ----- 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
(1)物理化学的現象を各種測定法で解明する事で,基本的な測定実験操作を体得する
(2)研究姿勢と考え方を身につける
(3)数値の処理を学び,結果を正しく伝える方法を体得する
(4)実際に実験を行い、結果を解析することで物理化学の内容の理解を深める
 
授業の目標
これまで学んできた物理化学の内容を、実際に手を動かし、結果を解析することで、生きた知識とすることを目指す。その達成のために実験結果を定量的に比較し、その結果の差異を生み出している物質の性質の違いを物理化学的に考察することを経験させる。更にそのような定量的な議論には、再現性のあるデータが必要となることを学ぶことで、実験操作の1つ1つに細心の注意を払うことの意義を理解させる。
 
学生の学修目標
(1)与えられたテーマに対し,自分で実験計画を作成できること。
(2)物理化学的現象を解明するための基本的な実験操作ができること。
(3)正しくデータの処理ができ,その結果を物理化学的に評価できること。
(4)得られた結果を効果的に伝えることができること。
 
授業概要
A.界面活性剤水溶液の表面張力測定と表面過剰濃度,吸着断面積の決定
B.二成分系溶液の密度測定と部分モル体積の決定と分子間相互作用の検討
C.水およびシクロヘキサンへの安息香酸の分配量の測定
D.pH滴定によるアミノ酸の酸解離平衡定数の決定
E.各種水溶液の電気伝導度測定とその応用
上記6テーマの中から,2テーマを4人一組で順番に行う。実験前に計画書を作成し,実験終了後に報告書を提出する。報告書の内容に対して担当教官と個別に議論する。また実験やレポート作成の上で生じた疑問点をまとめ、実習後半(課題研究ゼミナールIⅠに相当)に1テーマに対し追加実験を自ら立案し実験を行う。得られた結果はパワーポイントを用いてプレゼンテーションを全体で行う。
 
評価方法と割合
評価方法
次項の項目及び割合で総合評価し、次のとおり判定する。
「S(達成度90%~100%)」、「A(同80%~90%未満)」、
「B(同70%~80%未満)」、「C(同60%~70%未満)」を合格とし、
「不可(同60%未満)」を不合格とする。(標準評価方法)
 
評価の割合
・ 40% レポート
・ 30% 活動状況、取り組み方
・ 30% 演習の発表点
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
十分な自学自習を行うこと。
 
予習に関する教材
 
復習に関する指示
十分な自学自習を行うこと。
 
復習に関する教材
 
教科書・参考書
教科書・参考書補足
実験指導書を配付する
参考書:千原・徂徠「基礎物理化学実験(第4版)」(東京化学同人)
岩澤ら訳「化学・生命科学系のための物理化学」東京化学同人
アトキンス「物理化学」(東京化学同人)
アトキンス「物理化学要論」(東京化学同人)
日本化学会編「新実験化学講座」(丸善)
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
実験時間内に質問、議論の時間を十分に設ける。
それ以外はまずは電子メールにて連絡してください。(hi_asa@staff.kanazawa-u.ac.jp)
 
履修条件
物質化学類応用化学コース3年生
 
その他履修上の注意事項や学習上の助言
・実際に物理化学の諸法則・定理を実験結果に応用し,講義内容の理解を深めること。
・各実験開始までにその予習を行い,詳細に実験計画を練っておくこと。
・報告書では実験結果の考察を詳しく行うこと。
・担当教員・TAとよく相談して,問題の解決を図ること。
 
特記事項
カリキュラムの中の位置づけ
化学熱力学を履修しておくこと。課題研究ゼミナールIⅠを履修すること。応用物理化学I,IIの履修が望ましい。本科目は課題研究ゼミナールⅠIとリンクしている。

この科目を修得すれば、化学コースが掲げる次の学習・教育目標の達成に寄与します。
(B) 化学的スキルと工学的センス(磨)(目標B-4) 
(C) 創造的思考力と行動力(翔)(目標C-6)
 

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