タイトル

科目名[英文名] 論理学から見る世界[The World seen from Logic] 
担当教員[ローマ字表記] 黒川 英徳[KUROKAWA, Hidenori] 
科目ナンバー GHUM1601A  科目ナンバリングとは
時間割番号 73D0a.123  科目区分 ----- 
講義形態 講義  開講学域等 共通教育 
適正人数 50人  開講学期 Q1 
曜日・時限 火3  単位数 1単位 
授業形態   60単位上限  
対象学生 全学生(共通教育科目に係る卒業要件未充足の2年生以上優先) 
キーワード 命題論理,推論,演繹,帰納,妥当性,健全性,証明, 論理的真理(トートロジー),意味論,真理表,証明論,自然演繹, (Q3には、本クラスは対面授業+一部オンライン授業(オンデマンド)を実施します。) 
講義室情報 総合教育講義棟 C3講義室 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
論理的に正しいとはどのようなことだろうか? 我々は日々「論理的」とか「非論理的」とかいう言葉を比較的気楽に使うが,実際のところ,論理的に正しいというのがどのようなことかということを厳密に議論するのはそれほど簡単なことではない.論理学というのは結局のところ,その問題だけを探求する学問である.とはいえ,この極めて抽象的な学問は,その抽象性にもかかわらず,あるいはその抽象性のゆえに,現在では様々な学問に共通する基盤となる分野として学際的な観点から研究されている.この授業ではまず論理的に正しいというのはどのようなことかという基本的な問題を論じ,さらに論理的に正しい推論を行うための技術とはどのようなものかについて議論する.
 
授業の目標
1)論理的に正しいとはどのようなことかを哲学的観点から議論すること.
2)命題論理の初歩について最低限の内容を学生に理解してもらうこと.
 
学生の学修目標
いかなる分野を学ぶにあたっても基盤となる論理的能力を身につけてもらうことがこの授業における学生の学修目標である.これは言い換えると,論理的に正しいとはどのようなことかについての正しい概念的理解と,論理的に正しい推論をするための技術を習得してもらうことということになる.
 
学修成果
1)論理的正しい推論とはどのようなものかを理解することができる.
2)命題論理の基本的な知識を身につけることができる.とりわけ,論理学における形式的な証明を書く力を身につけることができる.
3)それらの知識を活用して,日常生活,研究などにおいて行う推論について以前よりも正しい推論を行うようになることができる.
 
授業概要
第1回 イントロダクション.論理学とは何か.演繹的推論と帰納的推論, 推論の妥当性と健全性
第2回 命題論理の言語. 形式言語,自然言語から形式言語への翻訳, 形成規則, 命題結合子
第3回 命題論理の意味論. 真理表
第4回 真理表による論理的概念の特徴づけ.
第5回 意味論から証明論へ. タブローの体系
第6回 自然演繹による証明論 I.
第7回 自然演繹による証明論 II.
第8回 まとめとテスト

ほぼ毎回宿題を課す.また他の多くのクラスで課されているミニッツ・ペーパーにあたる内容の
コメントを毎回宿題と共に提出することを義務とする.


オンライン授業については内容が変更される場合があります
 
評価方法と割合
評価方法
学期末テスト,宿題,コメントの合計で評価を決める. 評価は標準評価法に従う.
 
評価の割合
学期末テスト75% 宿題20% コメント5%
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
テキストの当該箇所に目を通しておくこと.
 
予習に関する教材
 
復習に関する指示
このクラスでは復習が重要である.ここで主として念頭においている復習とは演習のことである.
宿題をこなすだけでなく,テキストに載っている他の練習問題もできるだけ自分で解いてみること.

 
復習に関する教材
 
教科書・参考書
参考書
参考書 書名
特になし
ISBN
著者名
出版社
出版年
 
教科書・参考書補足
オリジナルテキストをアップロードする.各自印刷またはダウンロードしておくこと.
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
随時メール等で質問を受け付ける.時間がかかる質問の場合,Emailなどでアポイントメントをとって欲しい.
 
履修条件
特になし.
 
その他履修上の注意事項や学習上の助言
前半は講義をする時間が長く,後半に行くに従ってクラス内演習の時間が長くなる.
また,自分で手を動かして計算したり,証明したりすることが求められるので注意.
講義を聞いているだけでは内容が身につかない(テストの問題も解けるようにならない).
 
特記事項
特になし

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