授業の主題
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ダイバーシティ・ジェンダーと社会、教育
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授業の目標
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グローバル化が進展する現代社会と教育の諸課題を、ダイバーシティとジェンダーの視点から分析し、今後の望ましいあり方を考察する。
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学生の学修目標
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(1)ダイバーシティとは何か。(2)ジェンダーとは何か。(3)ダイバーシティやジェンダーをめぐる状況はどのように変化してきたのか。またその変化の理由は何か。(4)日本の社会や学校は、ダイバーシティやジェンダーの差異について、どのような課題があり、今後どのように改善すべきか。これらの問いを考察することは、ジェンダーや自身の属性を問わず、意義が大きい。これらの問いに答えながら、金沢大学でのジェンダーとダイバーシティをめぐる状況と今後の在り方についても、学生が自分自身の視点から考察できるようになる。
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学修成果
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上記学習目標に掲げた問いに、自身の考察を交えて答えることができる。
教員として学校現場で、また職場や地域のさまざまな場で、ダイバーシティとジェンダーの視点を生かして、自他の人権と個性を尊重するよう、改善を働きかけることができる。
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授業概要
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現代の日本において、ますます多くの外国にルーツを持つ人々が暮らすようになっている。またジェンダーや貧富の格差に関する多くの課題が残されている。社会や学校における、ジェンダー間の差異や、ダイバーシティに関する課題について、さまざまな角度から考察する。日本の学校におけるジェンダーシステムについて、構造と今後の進むべき道や課題について、考察を深める。授業においては、ディスカッションなどアクティブラーニングも多く取り入れる。積極的な参加と、質問や意見を歓迎する。
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講義スケジュール
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講義回 | テーマ | 具体的な内容 | 担当教員 |
1 | オリエンテーション(この講義の目的・進め方) | | |
2 | 社会と学校 | この回からテキスト持参のこと | |
3 | 教育を支える思想の諸潮流 | | |
4 | 西洋における教育の歴史 | | |
5 | 日本における教育の歴史(1) | | |
6 | 日本における教育の歴史(2) | | |
7 | 教育課程とカリキュラム・マネジメント | | |
8 | 子どもの権利条約 | | |
9 | 教育の公共性 | | |
10 | 教育の機会均等 | | |
11 | 子どもの貧困と教育 | | |
12 | 社会的養護と児童養護のための施設 | | |
13 | 外国につながる子ども | | |
14 | 多様な性を生きる子ども | | |
15 | まとめと考察 | | |
16 | 学期末論文執筆のサポート | | |
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評価方法と割合
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評価方法
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標準評価方法
学期末レポート(小論文)の評価ポイントは、別途詳しくプリントで示します.
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評価の割合
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【授業には3分の2以上の出席を必要とする】
・15% 小テスト
・65% 学期末レポート
・ 5% 出席状況
・15% グループディスカッションと発表
このほか、この講義の内容に関連する学内外の講演会等に参加し、それについて所定のレポートを提出した場合は、最大10ポイント加算する(オプション)
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授業時間外の学修に関する指示
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予習に関する指示
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テキストの該当する章を事前に読み、疑問点をメモしてくること。
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教科書・参考書
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教科書
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9784762028311
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藤田由美子・谷田川ルミ(編)
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学文社
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2018
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参考書
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9784762027772
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河野銀子・藤田由美子(編)
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学文社
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2018
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教科書・参考書補足
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その他、授業の中で、各回の内容に応じて指示する。
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オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
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授業後もしくは木曜4限。
メール iwamot@staff.kanazawa-u.ac.jp
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履修条件
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特になし。
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その他履修上の注意事項や学習上の助言
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内容的に関連する、「ジェンダー学の最前線」シンポジウムへの参加を奨めます。部分的な参加も歓迎ですので、可能な範囲でどうぞ。
日時:2019年10月1日(火),2日(水)
場所:金沢大学角間キャンパス 人間社会3号館2階 会議室
詳細:https://www.kanazawa-u.ac.jp/info/detail.php?e=908
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