タイトル

科目名[英文名] 政策過程論[Policy Processes] 
担当教員[ローマ字表記] 河合 晃一[KAWAI, Koichi] 
科目ナンバー LAW3820A  科目ナンバリングとは
時間割番号 32467  科目区分 ----- 
講義形態 講義  開講学域等 人間社会学域 
適正人数 -----  開講学期 Q1,Q2 
曜日・時限 水4,木3  単位数 4単位 
授業形態   60単位上限  
対象学生 ----- 
キーワード 政策過程 
講義室情報 人間社会第1講義棟 201講義室 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
本授業は公共政策と政策過程論の基礎的概念や理論を中心に講義する。政策過程に関わるアクターや政策過程の段階、様々な理論を踏まえながら、政策過程の実態を捉え説明するための力を養うことが本授業の目的である。
 
授業の目標
本授業の目標は次の2つである。
(1) 公共政策と政策過程論の基礎的概念と思考法を身につけること。
(2) 政策過程を理解・分析するための基本的な諸理論の枠組みを身につけること。
 
学生の学修目標
学習成果:
公共政策と政策過程論の基礎的概念や理論を学び、政策過程をめぐる様々な問題を考察すための知識、ひいては国家・地方公務員の行政職にとって必要な専門知識や能力(政治学分野)を得る。

成績評価基準:
政策過程論の基礎的概念について説明できること。政策過程の具体的事例について理論的思考法に基づき説明できること。
 
授業概要
本授業は、(1) 公共政策と政策過程論の基礎的概念[第1回〜第4回]、(2) 国の政策過程の実態と理論[第5回〜第19回]、(3) 自治体の政策過程の実態と理論[第20回〜第29回]を柱に講義を行う。また、現実の政策過程を理解するために、自治体の幹部職員等をゲストスピーカーとして招くことも予定している。

第1回 政策過程論とは何か
第2回 政策過程論の科学的思考法
第3回 政策過程のフローチャート (1) 課題設定・政策決定
第4回 政策過程のフローチャート (2) 政策実施・政策評価
第5回 国の政策過程 (1) 政策過程の全体図と政官関係
第6回 国の政策過程 (2) 省内過程
第7回 国の政策過程 (3) 政府内過程
第8回 国の政策過程 (4) 与党内過程
第9回 国の政策過程 (5) 国会内過程
第10回 国の政策過程 (6) 国会の機能
第11回 国の政策過程 (7) 利益団体
第12回 ケーススタディ(1)90年代の経済危機: 合理的選択制度論① 仮説を考える
第13回 ケーススタディ(1)90年代の経済危機: 合理的選択制度論② 実証する
第14回 ワークショップ(実験室実験)
第15回 ワークショップ(解説)
第16回 ケーススタディ(2)中央省庁と官邸権力: 歴史的制度論① 仮説を考える
第17回 ケーススタディ(2)中央省庁と官邸権力: 歴史的制度論② 実証する
第18回 ケーススタディ(3)地方分権改革: 政策アイディア論① 仮説を考える
第19回 ケーススタディ(3)地方分権改革: 政策アイディア論② 実証する
第20回 自治体の政策過程 (1) 中央・地方関係と自治制度
第21回 自治体の政策過程 (2) 都道府県・市町村関係
第22回 自治体の政策過程 (3) 政策体系と総合計画
第23回 自治体の政策過程 (4) 二元代表制
第24回 自治体の政策過程 (5) 自治体庁内過程
第25回 自治体の政策過程 (6) 福祉政策と自治体
第26回 自治体の政策過程 (7) 行政と社会のインターフェース
第27回 ゲストスピーカー講演(予定)
第28回 ケーススタディ(4)自治体の景観条例: 政策波及論① 仮説を考える
第29回 ケーススタディ(4)自治体の景観条例: 政策波及論② 実証する
第30回 補足とまとめ
 
評価方法と割合
評価方法
次項の項目及び割合で総合評価し、次のとおり判定する。
「S(達成度90%~100%)」、「A(同80%~90%未満)」、
「B(同70%~80%未満)」、「C(同60%~70%未満)」を合格とし、
「不可(同60%未満)」を不合格とする。(標準評価方法)
 
評価の割合
学期末試験(100%)
 
ルーブリック
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
不可 合計点:0~59点C 合計点:60~69点B 合計点:70~79点A 合計点:80~89点S 合計点:90~100点
政策過程論に関する知識 (学期末試験) 配分:50%政策過程論に関する知識がほとんど理解されていない。政策過程論に関する知識が形式的に理解されているものの、それ以上ではない。政策過程論に関する知識がおおよそ理解されている。政策過程論に関する知識が理解されている。政策過程論に関する知識がよく理解されている。
政策過程論に関する科学的思考法 (学期末試験) 配分:10%科学的思考法に基づいて、政策過程の諸問題をまったく説明できていない。科学的思考法に基づいて、政策過程の諸問題を十分に説明できていない。科学的思考法に基づいて、政策過程の諸問題を部分的に説明できている。科学的思考法に基づいて、政策過程の諸問題を説明できている。科学的思考法に基づいて、政策過程の諸問題を説明できており、その思考法を応用、発展できる。
政策過程の問題を理解し説明する能力 (学期末試験) 配分:40%政治学の理論枠組みに基づいて政策過程の諸問題を理解し説明する能力をほとんど確認できない。政治学の理論枠組みに基づいて政策過程の諸問題を理解し説明する能力を十分に確認できない。政治学の理論枠組みに基づいて政策過程の諸問題を理解し説明する能力を部分的に確認できる。政治学の理論枠組みに基づいて政策過程の諸問題を理解し説明する能力を確認できる。政治学の理論枠組みに基づいて政策過程の諸問題を理解し説明する能力を有しており、その能力の応用と発展を確認できる。
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
予習に関する教材
 
特になし
復習に関する指示
復習に関する教材
 
教科書・参考書
参考書
参考書 書名 ISBN
9784641184282
著者名
秋吉貴雄・伊藤修一郎・北山俊哉
出版社
有斐閣
出版年
2015
参考書 書名 ISBN
9784130322157
著者名
伊藤修一郎
出版社
東京大学出版会
出版年
2011
参考書 書名 ISBN
9784589035479
著者名
中島誠
出版社
法律文化社
出版年
2014
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
随時。事前にメールでアポイントをとることが望ましい。
 
履修条件
特になし。
 
その他履修上の注意事項や学習上の助言
・第14回(5/30)は、履修生参加型のワークショップを開催する。ワークショップに必要な持ち物については第13回の授業内で指示する。

・新聞を毎日読むこと。
 
特記事項
特になし

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