タイトル

科目名[英文名] 環境学とESD:フィールドワーク[Environmental Studies and ESD:Field Work] 
担当教員[ローマ字表記] 河内 幾帆[KOUCHI, Ikuho] 
科目ナンバー -----  科目ナンバリングとは
時間割番号 10049  科目区分 ----- 
講義形態 -----  開講学域等 人間社会学域 
適正人数 20人  開講学期 Q2 
曜日・時限 集中  単位数 1単位 
授業形態   60単位上限  
対象学生 ----- 
キーワード 持続可能な社会のための教育・人づくり、地球環境問題、システム思考 
講義室情報 ----- 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
気候変動など、現代社会が直面する地球環境問題の根本的かつ効果的な解決方法を考察する論理的かつ多角的な思考力と、「持続可能な社会」を構築するのに必要とされる主体的な行動力およびコミュニケーションをとり協力する能力を備えた人材育成を目指す。
 
授業の目標
現代社会が直面する地球環境問題のメカニズムを論理的に考察し、さらに効果的な問題解決の可能性を多角的な視野から考察・検証する能力を基本的なシステム思考モデルの構築と協同学習を通して行う。また、関連する体験学習(フィールドワーク)を通して、問題の仕組みを深く理解することで、実現可能性の高い解決方法の設計をはかる能力形成を目指す。さらに体験学習を各自が自分で計画・実施することにより問題解決のための主体的な行動力の向上をはかる。
 
学生の学修目標
1.環境問題の発生メカニズムを、人にわかりやすく説明できるようになる。
2.環境問題の効果的な解決方法についての独自の仮説を組み立てることができるようになる。
3.環境問題対策に関わる現場の状況と課題を自分の体験をもとに人に説明できるようになる。
4.環境問題の効果的な解決方法についての提言を、客観的なデータと自分の体験をもとに考察し、人に説明できるようになる。
 
授業概要
1. システム思考アプローチの概観
本質的な問題解決のための論理的思考技術であるシステム思考アプローチの基本的な考え方と実践手法を概観する
2. 環境問題のメカニズム
各自が選んだ環境問題のメカニズムをモデル化し、学生同士で発表し合い検証する。
3. 環境問題の解決方法の検証
各自が選んだ環境問題に関して世界各地で実施されている対策を調査し、その効果を学生同士で発表し合い検証する。
4. 環境問題の効果的な解決方法に関する仮説の組み立て
各自が選んだ環境問題に関して、問題のメカニズムに効果的かつ効率的に働きかけることのできる解決方法の仮説を考察し、学生同士で発表し合い検証する。
5. フィールドワーク計画
各自が選んだ環境問題のメカニズムをよりよく理解するために自分に必要であると思われる学習目標を設定し、それに沿った学外のフィールドワーク(ボランティアに参加、自然体験、聞き取り調査、現場調査等)を計画し、担当教員の承認を得る。
6. フィールドワークの実施
各自が自身の計画に基づきフィールドワークを実施する
7. フィールドワークの実施
各自が自身の計画に基づきフィールドワークを実施する
8. 成果発表
各自が選んだ環境問題に関して、システム思考モデルに基づく問題構造の仮説と、効果的かつ効率的に構造に働きかける解決方法に関する発表を行う。

各授業の日程は以下の通り(オンサイトは金沢大学角間キャンパス内でのクラスルームで行うことを示す)
第1回目授業:8月9日(金)2限(オンサイト)
第2回目授業:8月9日(金)3限(オンサイト)
第3回目授業:8月16日(金)2限(オンサイト)
第4回目授業:8月16日(金)3限(オンサイト)
第5回目授業:担当教員と個別に打ち合わせ(オンサイトもしくはオンライン)
第6回・7回目授業:各自適宜フィールドワークの実施
第8回目授業:9月27日(金)2限(オンサイト)
 
評価方法と割合
評価方法
次項の項目及び割合で総合評価し、次のとおり判定する。
「S(達成度90%~100%)」、「A(同80%~90%未満)」、
「B(同70%~80%未満)」、「C(同60%~70%未満)」を合格とし、
「不可(同60%未満)」を不合格とする。(標準評価方法)

*単位の取得にはオンサイト授業への3分の2以上の出席(5回中4回以上)とフィールドワークの実施を必要とする。
 
評価の割合
授業中のアクティビティへの参加(40%)
個人課題(10%)
フィールドワークの計画・実施・成果発表(50%)
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
適宜、指定された資料を読んでおく。また個人課題へ各自取り組む。
 
予習に関する教材
 
復習に関する指示
授業後には授業内容を振り返って理解を深める。
 
復習に関する教材
 
教科書・参考書
教科書・参考書補足
適宜、授業前及び授業中に配布する。
 
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
担当教員に金沢大学メールアドレスを通して連絡すること。
河内幾帆のメールアドレス:Ikuho.kochi@staff.kanazawa-u.ac.jp
 
履修条件
共通教育科目「環境学とESD」を履修済みか環境問題に高い関心のある者。
フィールドワーク実施に関する免責事項を含めた誓約書に同意する者(詳しくは事前に担当教員に問い合わせること)。
 
適正人数
20人
 
受講者調整方法
抽選
 
その他履修上の注意事項や学習上の助言
【開講条件について】
学生同士のディスカッションが中心となる授業のため、開講のための最低履修者数が4人に設定されています。第1回目の授業時に履修登録しておりかつ履修条件を満たす者が4人以上の場合のみ開講し、不開講とする場合は、第1回目の授業時に出席学生に口頭通知し、また全登録者にアカンサスポータルからも通知します。
【フィールドワークの実施について】
フィールドワークは学生が自主的に計画し、担当教員の承認のもと実施します。第1回目授業時にフィールドワークに関する免責事項を含めた誓約書に同意する者のみ履修が認められます(同意できない者は特別訂正に当たらない履修削除となります)。また学外でのフィールドワーク実施中の事故等に備えて、学生教育研究災害傷害保険(学研災)および付帯賠責(Aコース)の加入が必要となります。(詳しくは学研災のホームページ参照のこと http://www.jees.or.jp/gakkensai/)。学生が計画するフィールドワークに担当教員が参加する可能性もあります。
【単位数の認定について】
フィールドワーク実施の期間によっては最大2単位までの単位認定が認められる可能性があります。
 
特記事項
特になし

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