タイトル

科目名[英文名] 地域アセスメント技術演習[Public Health Nursing: Laboratory Practice] 
担当教員[ローマ字表記] 表 志津子[OMOTE, Shizuko], 塚崎 恵子[TSUKASAKI, Keiko], 岡本 理惠[OKAMOTO, Rie], 市森 明恵[ICHIMORI, Akie], 京田 薫[KYOTA, Kaoru], 板谷 智也[ITATANI, Tomoya] 
科目ナンバー NURS3282B  科目ナンバリングとは
時間割番号 45144-3  科目区分 ----- 
講義形態 演習  開講学域等 医薬保健学域 
適正人数 -----  開講学期 Q1,Q2 
曜日・時限 木3〜4  単位数 1単位 
授業形態   60単位上限  
対象学生 ----- 
キーワード 地域アセスメントに必要な情報収集、データの読み取り、加工の一連の流れを体験し、複合的なデータから地域の健康課題の概観を読み取る技術を習得する。 
講義室情報 保健学類1号館 1302講義室 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
地域アセスメントに必要な情報収集、データの読み取り、加工の一連の流れを体験し、複合的なデータから地域の健康課題の概観を読み取る技術を習得する。
 
授業の目標
・地域看護活動における地域アセスメントの意義と必要性を理解できる。
・健康に関する地域の既存データ(ビックデータ)の収集方法と読み取り方、適切な提示の仕方について理解する。
・収集したデータをアセスメントし、地域の健康課題の概観を捉えることで、地域アセスメントの基本的技術について学ぶ。
・グループワークの意義を理解し、他者との共同がスムーズに出来るスキルを身に付ける。
 
学生の学修目標
1)地域特性や健康上の課題を把握する地域アセスメントの意義と必要性を説明できる。
2)既存データの収集方法やデータの持つ背景を理解できる。
3)経年的推移・他地域(県外も含む)との比較検討から変化や違いの要因を検討できる。
4)複数のデータを統合し、科学的根拠に基づいたアセスメントができる
5)アセスメント内容を示すための適切な図表を作成できる
6)担当自治体の地域特性、健康課題の概観を理解できる
7)アセスメントの明確化や深化に必要な量的・質的データは何かを探索的に考えることができる。
8)グループの一員として課題解決のために必要な、協調性やリーダーシップの重要性を理解し、自己の役割を遂行できる。
 
授業概要
3-4人が1グループとなり、指定された自治体の地域アセスメントを実施する。
演習単元ごとに、事前にアカンサスポータルの説明動画を視聴した上で演習に望む。

1. 演習オリエンテーションアセスメントの進め方、GISの使い方(1回)
2. 地理的特徴、社会資源のデータのアセスメント(3回)
3. 人口動態のデータのアセスメント(3回)
4. 死亡統計のデータのアセスメント(2回)
5. 1〜4回のまとめ(1回)
6. 成人保健データのアセスメント(3回)
7. 母子保健データ(2回)
8. 地域の特性・健康課題の概観の作成/個人レポートの作成(1回)
 
評価方法と割合
評価方法
次項の項目及び割合で総合評価し、次のとおり判定する。
「S(達成度90%~100%)」、「A(同80%~90%未満)」、
「B(同70%~80%未満)」、「C(同60%~70%未満)」を合格とし、
「不可(同60%未満)」を不合格とする。(標準評価方法)
 
評価の割合
授業には、3分の2以上の出席を必要とする。
 
ルーブリック
【授業別ルーブリック】
評価項目評価基準
SABC
(20点) 地域アセスメントの意義と必要性の説明地域特性や健康上の課題を把握する地域アセスメントの意義と必要性を自分の言葉で具体的かつ明快に説明できる。地域特性や健康上の課題を把握する地域アセスメントの意義と必要性を具体性を持って説明できる。地域特性や健康上の課題を把握する地域アセスメントの意義と必要性を説明できるが、一部あいまいな部分がある。地域特性や健康上の課題を把握する地域アセスメントの意義と必要性の説明が最低限の大まかな説明に留まる。
(10点) 既存データの収集方法やデータの持つ背景の説明既存データがスムーズに収集でき、データの持つ背景も他者にわかりやすく説明できる。既存データがスムーズに収集でき、データの持つ背景も説明できる。既存データがスムーズに収集できるが、データの持つ背景の説明は一部あいまいな部分がある。既存データを何とか収集できたが、データの持つ背景の理解は不十分。
(10点) 経年的推移比較・ 他地域比較検討から得られた差異の要因の説明経年的推移・他地域との比較検討から変化や違いが起きている理由を複数の角度から考え要因を、整合性をもって説明できる。経年的推移・他地域との比較検討から変化や違いが起きている理由を複数の角度から考え要因を説明できる。経年的推移・他地域との比較検討から変化や違いが起きている理由を少なくともひとつの要因から考え説明できる。経年的推移・他地域との比較検討から変化や違いが起きている理由の要因を説明できなものもある。
(10点) 複数のデータを統合したアセスメントの説明他分野にまたがる複数のデータを統合し、過不足の無い妥当なアセスメントができる複数のデータを統合し、過不足の無い妥当なアセスメントができる複数のデータを統合して説明できるが、一部飛躍や不足がある。複数のデータを統合し、アセスメントをするが、あいまいな説明がある。
(10点) アセスメント内容を示すための適切な図表の作成図表やタイトル、単位、出典の記載は適切であり、数値やグラフの示し方も十分わかりやく、且つ作成意図が十分伝わる図表を作成できる。図表やタイトル、単位、出典の記載は適切であり、数値やグラフの示し方も十分わかりやすい。図表やタイトル、単位、出典の記載は適切であるが、数値やグラフの示し方がわかりやすいものではない。図表やタイトル、単位、出典の記載に不適切なものがある。
(10点) 担当自治体の地域特性、健康課題の概観の説明担当自治体の地域特性と健康課題の概観について、関連をもって的確に説明できる。担当自治体の地域特性と健康課題の概観について、それぞれ十分に説明できる。担当自治体の地域特性と健康課題の概観について説明できるが、一部不十分。担当自治体の地域特性と健康課題の概観について最低限の説明ができる。
(10点) アセスメントを深めるための探索的思考アセスメントの明確化や深化に必要な量的・質的データを複数提示し、その理由も文献を用いて明確に説明できる。アセスメントの明確化や深化に必要な量的・質的データを複数提示し、その理由も明確に説明できる。アセスメントの明確化や深化に必要な量的・質的データを複数提示できるが、その理由の説明に不十分な点がある。アセスメントの明確化や深化に必要な量的・質的データを少なくともひとつ提示できるが、その理由の説明に不十分な点がある。
(20点) グループの一員としてのあり方グループの一員として課題解決のために必要な協調性やリーダーシップの重要性を理解し、積極的に自己の役割を遂行できる。グループ内の自分の役割を認識し、積極的に作業をこなし、ディスカッションでも自ら進んで発言できる。グループ員で協同しながら、振り分けられた役割は十分にこなすことができる。グループ員として、振り分けられた役割は最低限こなすことができる。
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
予習に関する教材
 
特になし
復習に関する指示
復習に関する教材
 
教科書・参考書
特になし
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
岡本:在室時は対応します(4号館3階4310号室)。質問はメールでも可(nrie@staff.kanazawa-u.ac.jp)
市森:在室時は対応します(4号館3階4304号室)。質問はメールでも可(ichia@mhs.mp.kanazawa-u.ac.jp)。
京田:在室時は対応します(4号館3階4304号室)。質問はメールでも可(kyota@mhs.mp.kanazawa-u.ac.jp)。
板谷:在室時は対応します(3号館3階3301号室)。質問はメールでも可(itatani@staff.kanazawa-u.ac.jp)。
 
履修条件
特になし
 
特記事項
特になし

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