授業の主題
|
|
この授業では、論理(Logic)と様相論理(Modal Logics)の基本的な部分を説明します。論理は,諸前提から結論が論理的に正しく導けるかどうかを,言い換えれば,推論が妥当(valid)であるか否かを判断する手段です。何らかの主張をし、相手に納得をしてもらいたいとき、自分の主張が一定の前提から論理的に導けることを示せるならば、あなたの主張の説得力は増すでしょう。したがって論理学は、とくに理性の力で自分の主張の正しさを示すことが求められる人(学者、法曹等)、前例にとらわれずに新しい試みを提案すべき立場の人(政治家、企業経営者、法人役員等)にとって必要かつ有用な知識です。この授業では,最初に命題論理の基礎的部分について説明をしたうえで、様相論理、義務論理及び述語論理について概説します。「論理的」とはどのようなことを意味するのかについて関心を持つすべての方の履修を歓迎します。
|
|
|
学修目標(到達目標)
|
|
この授業を履修すると学生は以下のことができるようになる。
- 命題論理の基本的概念を説明できるようになる。
- 様相論理の基本的概念を説明できるようになる。
|
|
|
|
|
授業概要
|
|
特になし
|
|
講義スケジュール
|
|
講義回 | テーマ | 具体的な内容 | 担当教員 |
1 | 古典命題論理(1)
| | |
2 | 古典命題論理(2):推論の妥当性
| | |
3 | 古典命題論理(2):推論の妥当性、練習問題 | | |
4 | 様相論理(1):可能世界意味論
| | |
5 | 様相論理(1):可能世界意味論 (2)
| | |
6 | 様相論理 (2):対応理論 | | |
7 | 様相の論理 (2):対応理論(2)
| | |
8 | 古典述語論理(1):量化子 | | |
9 | 古典述語論理(2):多重量化 | | |
10 | 古典述語論理(3):計算と表現 | | |
11 | 厳密含意 | | |
12 | 直観主義論理(1) | | |
13 | 直観主義論理(2) | | |
14 | 復習 | | |
15 | 復習 | | |
|
|
|
評価方法と割合
|
評価方法
|
|
次項の項目及び割合で総合評価し、次のとおり判定する。
「S(達成度90%~100%)」、「A(同80%~90%未満)」、
「B(同70%~80%未満)」、「C(同60%~70%未満)」を合格とし、
「不可(同60%未満)」を不合格とする。(標準評価方法)
|
|
|
評価の割合
|
|
【授業には3分の2以上の出席を必要とする】
・100% 学期末試験
|
|
|
|
授業時間外の学修に関する指示
|
予習に関する指示
|
|
教科書を読んでくること。教科書の著者のYouTube動画も参考になります。
|
|
|
復習に関する指示
|
|
オンデマンド教材(授業内容の全体)
|
|
|
教科書・参考書
|
教科書
|
|
|
9784812221044
|
大西琢朗著
|
昭和堂
|
2021
|
|
|
|
参考書
|
|
|
9784815803902
|
戸田山和久著
|
名古屋大学出版会
|
2000
|
|
|
9784130120531
|
野矢茂樹著
|
東京大学出版会
|
1994
|
|
|
9784576170619
|
三浦俊彦著
|
二見書房
|
2017
|
|
|
9781107609525
|
James W. Garson
|
Cambridge University Press
|
2013
|
|
|
9780773536531
|
Rod Girle
|
McGill-Queen's University Press
|
2009
|
|
|
|
|
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
|
|
オフィスアワー:授業期間中の毎週火曜日12時〜13時 人社2号館763研究室
E-mail: hadachi@staff.kanazawa-u.ac.jp
|
|
|
履修条件
|
|
すべての学生を歓迎します。
|
|
|
|
|
|
|
|
特記事項
|
|
Zoomでも同時中継します。ZoomのURLはLMSに掲載します。
この授業は法学類専門科目の共通教育への開放科目です。所属の学類に関わらず、1年生は共通科目の「様相論理入門」を登録して下さい。2年生以上の方は、専門科目として履修するか、共通科目として履修するかを選んで登録して下さい。専門科目の科目名は、2020年度以降入学者は「特講A」、2019年度以前入学者は「特講」です。
この授業は日本語で行います。ただし、英語での開講を希望する方が複数いれば、英語の授業も行います。英語での開講を希望する方は私にご連絡ください。
|
|
|
|