タイトル

科目名[英文名] 芸術と自己表現[Arts and Self-Expression] 
担当教員[ローマ字表記] 香田 裕泰 
科目ナンバー GHUM1701A  科目ナンバリングとは
時間割番号 73E00.234  科目区分 ----- 
講義形態 講義  開講学域等 共通教育 
適正人数 50人  開講学期 Q2 
曜日・時限 水4  単位数 1単位 
授業形態   60単位上限  
対象学生 全学生(共通教育科目に係る卒業要件未充足の2年生以上優先) 
キーワード 音楽史、楽曲分析    
講義室情報 人間社会4号館 音楽ホール 
開放科目 ----- 
備考 ----- 

授業の主題
二元性一元論
 
授業の目標
「捨てればゴミ、使えば資源」という言葉に代表されるように、同じものでも見方によって全く反対の意味を持つことになる。音楽においても、その良さや美というものは発見するものである。そのためには、発想の転換が必要である。数多くの具体例を上げ、その考え方を学ぶことにより、柔軟で創造的な考え方を培うことを目標とする。また、この考え方がそれぞれの専門分野に生かされることを望む。

 
学生の学修目標
「二元性一元論」という考え方を理解し、自分の専門分野及び日常生活の中に具体例を発見すること。また、理解するだけでなく実践するように努めること。


 
授業概要
原始の音楽から現代まで、西洋音楽史を中心として、時代を超え愛されてきた作品を分析することにより、その音楽美の根底にあるものに迫る。二面的作曲家といわれたモンテヴェルディは、一方で古い様式によるマドリガルを数多く書き上げ、他方では全く新しい様式でオペラを書いた。古いものを知らずして新しいことはできない。バッハやモーツァルトの勉強方法は他の作品の模倣から始まった。「創造性」は「模倣」から生まれる。型破りな作曲家ベートーヴェンは、型をを熟知していた。このような考え方を「二元性一元論」という。他にもショパンやシューベルト、プッチーニ等、様々な作曲家の作品を紹介し、鑑賞しながらその魅力をさぐる。尚、音楽の専門知識の有無にかかわらず、授業を楽しめるように配慮している。                                     
第1回 日本の音階と西洋の音階。原始の音楽。ギリシャの音楽。
第2回キリスト教の音楽。ルネサンスの音楽。
第3回バロック音楽。モンテヴェルディ。
第4回J.S.バッハ
第5回古典派の音楽。モーツアルト。ベートーヴェン。
第6回ロマン派の音楽。シューベルト。ショパン。ベルリオーズ。 
第7回プッチーニ。ヴァーグナー。ドビュッシー。マーラー。     
第8回十二音音楽。現代音楽。論文形式の試験。

 
評価方法と割合
評価方法
次項の項目及び割合で総合評価し、次のとおり判定する。
「S(達成度90%?100%)」、「A(同80%?90%未満」、   「B(同70%?80%未満」、「C(同60%?70%未満)」を合格とし、「不可(同60%未満)」を不合格とする。(標準評価方法)

論文形式の試験。
成績評価の方針(1)授業内容を良く理解しているか。(2)具体例を自分の経験の中に見つけているか。(3)自分の考えを発展的に展開できているか。

 
評価の割合
学期末試験 60%
出席状況 40%
 
授業時間外の学修に関する指示
予習に関する指示
予習に関する教材
 
特になし
復習に関する指示
復習に関する教材
 
教科書・参考書
特になし
オフィスアワー等(学生からの質問への対応方法等)
連絡担当:小野隆太 dragon@kenroku.kanazawa-u.ac.jp
 
履修条件
特になし
 
特記事項
特になし

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